久しぶりに本を読みたくなった折、新聞の新刊紹介で「ふりさけみれば」を知ります。このタイトルは、「安倍仲麿(あべのなかまろ)」の『天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出し月かも』の一節『ふりさけ見れば』のようです。

即、市内の大手の本屋さんに行き求めようとします。しかし、結果は不首尾に終わります。ある書店では『無いです。』、他の書店でも『聞いたことがありません。どのような本ですか。』等です。やはり、奥州最北端です。話が通じませんでした。

即、東京にお住まいのT氏に状況を話します。すると、『手配しました。2~3日で届きます。』、でした。

昔、首都圏から離れたことの無い方が本州最北端に転勤してきました。その第一声は『流石(さすが)に奥州最北端ですね。政治の恩典の差異が顕著です。』でした。

話は戻りますが、「仲麿」は19歳の頃、遣唐使として「平城京(奈良)」から唐(玄宗皇帝と楊貴妃の頃)に渡り、以来、日本に戻ることはありませんでした。『天の原・・・』は、その望郷の思いを詠ったのかも知れません。

“迷訳”ながらも現代文にすると、『日本に向かって遠くの空を眺めれば、上空に月が出ている。あれは、昔見た、春日の三笠山に出ていた月だろうか。』となりそうです。


工房(駐車場一角の物置)では、「食器盆づくり」です。今日は、「2回目の塗りと、拭き漆の1回目」です。

まず、「マスキングテープ」を剥ぎとります。そして「テレピン油」で軟らかく溶いた「朱漆」を刷毛(はけ)で塗り、塗った漆を専用の「拭き紙」で拭き取ります。前掛け(エプロン)や上着の袖口が真っ赤になります。結構、「やんちゃ」な作業です。

作業中、旅館の女将さんが顔を出します。「マンドリン演奏会」へのお誘いでした。体調が許せば、是非お邪魔したいところです。

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2023/10/02(月) 12:43