昨日の日曜日は、あれやこれやの課題がバッティングします。まず、津軽のI街で開催された「クラフト展」です。子供の頃から通い慣れたI街です。是非、お邪魔したかったところです。

K社長の奥様も、お点前の助っ人として参加したそうです。今朝、その様子を教えてくれます。また、試合の応援にも行くことができませんでした。


今日も、ひっそりと工房に籠ります。実は、先日、マグネットを手に入れます。使い方はよく解らないのですが、是非活用してみたかったのです。先日、ホワイトボード用のマグネットボタンを数個つくってみます。

木片にマグネット大の孔をあけ、その中に接着剤を入れてマグネットを押し込むだけです。しかし、デリケートな事情は、結構、あるものです。まず、木片を穿(うが)つビットとマグネットの径のサイズの確認です。

一般的に、同じ径で良い筈ですが、青森ヒバ等の木端面の軟らかい材質にあけるときには、期待する寸法よりも大きくなる傾向があります。他方、ケヤキやエンジュ等の、硬い雑木の場合は、ビットの径と同じ寸法の孔になるようです。

その結果、同じ12mmであっても、マグネットはきつく嵌ります。因みに、金属であれば、同じ径の場合には、ホゾ孔にホゾは入らないと聞いています。アインシュタインの絶対的同時性は存在しない、の理屈同様、凡人には理解し難い世界です。

それは兎も角、今回は、そのマグネットを使った玩具です。名前はよく解りませんが、自分勝手に、「2次元積木」と命名しています。ボードに貼り付ける積木のようなものです。

話は飛びますが、中学校2年の頃に見た「タイムマシン」を思い出しています。50年前のことです。イギリスのH.Gウェルズ(ハーバート・ジョージ・ウェルズ)が1895年に発表した小説の映画版です。

社会主義傾向のあったウェルズが、イギリスの階級社会の問題を描いた小説といわれています。因(ちな)みに、主演女優の映画上の名前は「ウィーナ」だった筈です。

つまらないことを、よく覚えているものと、今更ながら、そして、我ながら、呆(あき)れること頻(しき)りです。とはいうものの、或いは、同年代の多くにとっては、常識の範囲であるのかも知れません。


それは兎も角、その頃に知った、次元についての定義は次のようなもだったようです。0次元は位置を示す点だけの世界、1次元は点が動いた線だけの世界、2次元は線が動く面だけの世界です。

そして、今の私たちの住む、面が動いた結果の立体の世界が3次元です。時間は流れていますが、自由にコントロールできない時間が前提のようです。4次元になって時間の移動が可能になるようです。ということだったようです。

まだ中学校2年生の頃です。解かったようで解からない世界でした。その定義でいえば、今考えている「2次元積木」は、立体以前の平面や曲面の世界です。何となく解かるような気もします。

とはいうものの、実際には、この種のものは、それぞれに名前があるようです。正方形を基本としたポリオミノや、日本の「清少納言の板」のタングラムのように、明確に分類されているようです。

因みに、タングラムは、出題された形を作る、シルエットパズルに分類されるようです。清少納言の名前のように、とてつもない頭脳の持ち主が考えたパズルであることが覗えます。その世界に疎(うと)いことから、今回だけは「2次元積木」としておきます。

実際につくってみます。まず、具体的なピースづくりです。1辺が200mmの正方形、そして直径200mmの円を基本形にします。素材については、当初は、色合いの異なる材にするつもりでした。しかし、適当なものが見当たらなく、青森ヒバとエンジュにします。


プレナーで分(厚さ)を揃えます。そして、直線はスライド丸鋸(のこ)で、円はバンドソーとベルトサンダーでつくります。今回は、単に、様子を覗うだけです。このようなパズルの場合は、抽象的で単純な形が良さそうです。

今回は、正方形を基本とした長方形、直角2等辺三角形、そして円を基本とした半円、1/4円にします。そして「面取り」を大雑把に済ませた後、早速、マグネットを嵌(は)めこみます。

次は、ボードの準備です。実は、当初はリサイクルショップのホワイトボードを考えていました。安価なものがどこにでもありそうだったのです。今朝、市内に出て物色します。しかし、数軒を探しても見つかりません。

店主に訊いてみます。『需要の特別大きいのがホワイトボードです。誰でも欲しがり、いつでも品薄です。その理由は、新品を求めるには高額で、リサイクルが適当と思われるからでしょう。』と答えます。

結局、つくることにします。額をつくる要領で良さそうです。ホームセンターでカラートタンと、裏板用のベニヤ板を求めます。それらを4分割してもらいます。

あとは、額のフレームづくりです。パワフルな昇降盤を使うことになりそうです。少し、気力を充実させてから挑むつもりです。

そして、現在のバージョンの完成した時点で、いよいよ、「清少納言の板」に入るつもりでいます。

2013/10/07(月) 15:36

穏やかな日曜日です。さほど気温は高くはないのですが、体を動かすと汗が出ます。


今日のメインテーマは「鯉の棲家(すみか)づくり」です。かねてから計画していたものです。下拵え(したごしらえ)は一昨日に終えています。今日の作業は、単に、組み立てて設置するだけです。

朝食後、ご近所の皆さんがお出でになります。そして、部材や道具を持ち込みます。部材は、単管、板、垂木、ビス、針金等です。そして、工具は、インパクトを含めたドライバー、鋸(のこぎり)、スコップ、鉄製掛矢(かけや)、メジャー、筆記具等です。

ほんの少しのものであっても、つくるとなると、一通りのツールを必要とします。木工と同じ世界です。


簡単な筈ですが、いざスタートすると様々な障害が発生します。4本の脚をどのタイミングで埋め込むか、また、川底にどれだけ埋めるか、単管と屋根板の接続方法はどうなるか、等です。

これらは初めから計画済みの事柄です。しかし、数人も船頭となると、スムーズに捗(はかど)らないのが常です。妥協するところは妥協します。個人的採点基準では、存在しないよりも良い程度の合格ラインギリギリです。

どうしても不満足であれば、一人で修正すれば済むだけなのです。ま、良し、とすべきのようです。夕刻、仕掛け人のK社長がお見えになります。ケラケラと笑うだけです。


今日は日曜日です。BSでは、次から次に映画が放映されます。その合間を縫って、玩具(おもちゃ)づくりに手をかけます。

手をかける、というのは、今までつくったこのないものを、試しにつくってみる、というレベルです。

実は、20年ほど前に見た2次元の積木(つみき)を忘れられないでいたのです。一般的な積木は立体的な3次元です。

しかし、今回挑戦するものは、平面的な2次元の積木です。いくつかのサンプルをつくってみます。結構、面白そうです。当面の課題にしたくなります。


2013/10/06(日) 19:26

気温は、然程には上がらなく、涼しいです。工房には薪ストーブを焚きます。しかし、爽(さわ)やかな土曜日です。まだ暗い早朝の沐浴に始まって夕刻まで、あれこれとした作業に没頭します。

昨晩、IK氏から試合のご案内をいただきます。数か月前に情報は届いていたのですが、失念していたのです。既に立てている野暮用のため、試合場に行くことはできませんでした。失礼すること頻(しき)りです。

話は飛びますが、「野暮用」には2通りの意味があるようです。ひとつは仕事に関わる用事です。もう一つは、採るに足らない用事です。ある意味では全く正反対の意味になりかねないものです。今日の「野暮用」は、その後者です。


明日は、鯉の棲家(すみか)づくりです。実は、先般の台風の雨で流されてしまったのです。

流された直後から、M氏から再建計画が提案されます。建て直しは、今回で3~4回目になります。今回は、M氏の希望によってタンカン(単管)になります。

そして、クランプではなくジョイントで繋ぐことにします。タンカンでは、仕上がりが醜いのです。ジョイントを使うのは初めてです。作業本番は明日ですが、今日、確認のために組んでみます。ま、何とかなりそうです。


久しぶりに河原に降りてみます。赤いピーマンが生っています。実は、ついこの間まで、普通のピーマンは緑だと思っていました。しかし、友人から、『時間が経てば、どのピーマンも緑から赤に変化する。』と、聞きます。嘘(うそ)だろう、と思っていました。しかし、本当でした。


1ヶ月ほど前に1/3ほどに切り詰めたナス(茄子)が、グジャグジャと生っています。いわゆる、秋ナスのようです。

久しぶりにシンビジュウムに手をかけます。夏分、殆ど手をかけていなかったので、カラカラに乾燥しています。雑草も立ち枯れ状態でした。しかし、意外にも、シンビの緑は旺盛です。

花は今年も期待できないようです。しかし、微かな希望を持って、遅ればせながら、液肥と置き肥、そして、水分を十分に補います。一頃は100鉢もあったのですが、今は30鉢ほどになっています。根気づよく育てたいところです。

2013/10/05(土) 19:15

昨日と変わって、今日は穏やかな日です。やはり、能動的になります。朝から、あれやこれやと動き回ります。


このところスツールづくりを楽しんでいます。バージョンの異なるものをつくっています。今回は、「蟻組み(ありぐみ)」を取り入れることにします。実は、このバージョンの試みには理由があります。

一般的な椅子に「蟻組み」を使っているのをあまり見かけないのです。これまで不思議に思っていたことです。或いは、何らかの理由があるのかも知れません。今回は、そのことの確認の意味もあります。

この「蟻組み」を、どの場面で使うかは、全体の構造の如何によるものです。今回は、何となく、常識的と思われる構造にしてみます。


話は飛びますが、「椅子づくり」は、古今東西の木工家にとって、永遠の課題といわれています。

例年、椅子だけをテーマにした展示発表会があるほどです。しかし、世界中の愛好者が昔からつくり続けていても、これまで見かけなかったバージョンが出品されるようです。

その彼らの基本的な考え方は、既製事実や概念に囚(とら)われないことのようです。ある意味では非常識と思える次元のものらしいです。それでいて、キッチリとした加工技術を駆使し、力学を踏まえ、美的センスの溢れる作品を目標としているようです。

さて、「蟻組み」用のビットの交換は昨日終えています。今日は、単に、刃をあてるだけです。しかし、その位置と幅の正確さが必要です。ほんの紙1枚の差で、緩くもきつくもなる世界です。

本来は、初めから期待する位置に定規(じょうぎ)を固定するようです。しかし、我が工房では、今もって原始的方法に頼っています。定規(じょうぎ)の位置を少しずつ変化させることで、期待した位置に行き着く方法です。


それでも、6~7分で、オスとメスとがピタリ?と一致します。きつい程度です。その後、貫(ぬき)の取付けです。

当初は、脚を貫き通してクサビ止めも考えましたが、20mmほどを埋めるだけにします。

次は「面取り」です。「コロ付き」の「坊主面ビット」を使います。この作業に要する時間も瞬時です。しかし、デリケートな部分は、仮組後になります。

糊(のり)を付けないで仮組してみます。やはり、蟻組みの挿入がきついです。しかし、体重をかけてやるとスーッと入っていきます。

4つのパーツがガッシリと組まれています。釘(くぎ)やビスの必要の全く無い構造です。糊をつけての本組は、折を見てになります。


次のバージョンを考えています。やはり「蟻組」です。しかし、今日の構造とは異なるものです。やはり「オットマン」の類(たぐい)です。


夕刻、Y製材所にお邪魔します。さまざまな情報をいただきます。サモダシとともにイクジも出たようです。明朝、裏山を覗いてみるつもりです。

2013/10/04(金) 17:16

強い風で、やや肌寒い日です。ザワザワ感があります。奥州最北端特有の言葉のようですが、このような状態を『ジャワめぐ』というようです。

因みに、「めぐ」は、「春めく」の「めく」の意味です。単に訛(なま)っただけです。まだ春ではない2月頃、ギリギリした寒さの中に、フッと緩む時があります。その、春のように感じられる様子を表現したものです。

また、何となく風邪っぽく、「ウ(ン)ジャめいて」もいます。或いは、昨晩の反省会が盛り上がったことによるのかも知れません。

兎も角、諸般の都合で、今日の工房作業はアクティビティ(activity)ではなく、座学(めい)た下拵え(したごしらえ)に止まります。「鯉の屋根」と、「オットマン」です。

「鯉の屋根」というのは、鯉の避難場所です。実は、先般の大雨で、その屋根が流されたのです。原因は、大水の破壊力です。しかし、屋根自体の構造の拙さもありそうです。また、素材にもあったようです。木造のため、浮力が働いたことも考えられます。


今回は「単カン」を考えます。工事現場で見かける鉄製のパイプです。今日は、その下拵えです。

まず、「単カン」の調達です。薪小屋にもありますが、ご近所の方が持ち寄ってくれます。そして適当な長さへのカットです。取り敢えず、1m50cmと70cmに揃えます。

8本ほどを準備します。選択を迫られるのは、単管同士の固定方法です。これまではクランプを使っていました。しかし、この方法では、結果にスマートさが無いのです。悩むところでした。

結局、今回はジョイントにします。ホームセンターには、3辺が集まる頂点をまとめるジョイントがあるのです。取り敢えず4個を求めます。作業の本番は日曜日です。ま、不都合があれば、計画変更はいつでも可能な筈です。



夕刻はスツールの下拵えです。「蟻組み」を取り入れる、4つ目のバージョになります。。

当初は、この「蟻組み」を、鑿(のみ)と鋸(のこぎり)だけで加工するつもりでした。しかし、結局は妥協し、ルーターに頼ることにします。

早速、工房の隅で休憩しているルーターを引っ張り出します。そして、ビットの交換です。この段階が少し厄介です。ビットの径にはインチとセンチがあります。その調整のためのアダプターがあります。その脱着が渋くなっています。日頃の手入れの程度の反映のようです。


ビットの深さを12mmほどに考えています。少し深い値です。相手はケヤキ(欅)です。ビットにかかる負担の軽減のために、事前に、ホゾ孔に、鋸目(のこめ)を入れることも考えられそうです。


2013/10/03(木) 18:49
午後は雲で覆われましたが、午前中は晴天です。その青空のもとで「稲刈り」です。20~30人が集まります。

当初は、写真撮影のつもりでお邪魔しましたが、いつの間にか、皆さんと一緒に藁(わら)を束(たば)ねることになりました。70年近くの人生を経ていますが、初めての経験です。勝手の全く解からない世界です。

まず、ご年配のご婦人の手元を覗います。5~6本ずつの藁を結んで長くしています。それが一抱えの藁を束ねる紐(ひも)の役割をするのです。初めの頃は、『ずいぶん細い束ですね。』と、何回も指摘されます。

しかし、後半になって、皆さんと同じような太い束になります。腰の自己主張のため、参加したのは午前中の2時間ほどです。しかし、汗をビッショリかきます。


午後は自宅の庭仕事です。しばらく手をかけていない状態です。やるべきことがたくさんありますが、薪小屋(まきごや)の整理をテーマにします。

というよりも、クランプを探したかったのです。鯉(こい)の隠れ家の建材です。実は、先般の台風の雨で、これまでのものが流されてしまったのです。

あらためて単カンパイプで建て直すことにしたのです。しかし、数十個あると思っていた3連クランプを探すことはできませんでした。

作業は今週の日曜日の予定です。ご近所の方々が数人集まることになっています。それまで、何とかするつもりでいます。



他方、工房でも気になっている作業があります。スツールづくりです。昨日の時点では「蟻組」の具体化を考えていたところです。

しかし、その前に「オットマン(ottoman)」になりそうです。スツールには違いは無いのですが「フットスツール(footstool)」です。

よく解りませんが、永久不滅を誇った東ローマ帝国を滅ぼした、オスマントルコのスルタン(皇帝)が使ったスツールのようです。芭蕉の『旅に病んで・・・』ではありませんが、果てしもなく夢が広がっていきます。


夕刻、K社長がお見えになります。今日の稲刈りの責任者です。『天候が良すぎたことで、年配の皆さんの健康が気になった。何事もなくて良かった。』と総括します。そして、反省会のご案内をいただきます。



2013/10/02(水) 18:27