昨晩も大雪注意報が出されていたようです。しかし、昨日から今朝にかけて新しく降った雪は1cmほどです。また、今朝テレビにも大雪注意報が出されていました。しかし、今日は、終日、抜けるような空です。勿論、雪の気配は全く無し、です。その日の天候を予測するのは相当難しいことなのかも知れません。


このところ、「枡(ます)」をつくっています。大分時間を要し過ぎています。今日は、ある程度の目途(めど)をつけるつもりでした。今日は底板のとりつけです。さまざまな方法はありそうですが、今回は、側板と底板の接面に「ビスケット」を嵌(は)め込むことにします。

実は、今回使っている糊(のり)は「タイトボンド」です。食器に使える接着剤です。しかも、その接着威力も極めて優秀です。先日確認済みです。本来であれば「ビスケット」を使わなくても問題は無さそうです。しかし、折角の機会です。試さざるべけんや、です。


「ビスケット」を嵌める溝の加工には「ビスケットジョイナー」を使います。極めて優秀なツールです。短時間に、しかも正確に溝掘りをしてくれます。「ビスケット」には3種類の大きさがあるようですが、今回は0を使います。

糊づけして締め付けてやります。先般入房した「ポニークランプ」を使ってみます。やはり、極めて使い易いです。世界のベストセラセーだけのことはあります。螺子(ねじ)式ですが、材に捩(よじ)れが伝わらないのが嬉しいです。

15分ほどの後、ランプを外し、食(は)み出た糊の削除をします。コツコツとした作業です。このツールは、例によって鑿(のみ)です。少し邪道とも思えるものの非常に効率が良いのです。実は、鑿を使っているのは我が工房だけと思っていました。しかし、先般、プロの方が、WEBの動画で紹介していました。やはり、です。

今日は16個ほどを組み立てます。そして、ベルトサンダーで木地調整もします。突然綺麗になります。同時に、さまざまな事情によるアラ(粗)も目についてきます。当初、このバージョンは無塗装のつもりでした。しかし、やはり、塗らなければならないものもありそうです。


夕刻の送別会に声をかけられています。久しぶりに皆さんとお会いすることになります。




2014/02/22(土) 15:25

午前中の一時はチラチラとした雪です。その状況を根拠にしたものか、県内のあちらこちらに「大雪着雪注意報」が出されていました。しかし、昼過ぎからは真っ青な空に変わります。奥州最北端の天気予報は、やはり、何かが変です。


工房では枡(ます)づくりを楽しんでいます。やや時間を要していますが、「霰(あられ)」加工等、概ねの下拵え(したごしらえ)は終えています。話は飛びますが、この「霰(あられ)」は、「ひなまつり」の歌に出てくる「あられ」のことのようです。3月3日の「ひな祭り」をテーマにした詩はたくさんあるようですが、「林柳浪」がつくった詩です。因みに、作曲平井康三郎です。


1番は、『あかい(赤い)もうせん(毛氈)しき(敷き)つめて おだいりさま(お内裏様)は上のだん(壇)・・・』です。その3番に『あられ(霰)ひしもち(菱餅)おしろざけ(白酒) ぼんぼり(雪洞)かざる(飾る)おもしろさ きょうは三月ひなまつり』があります。組んだコーナーが四角い霰(あられ)に似ていることから命名されたようです。

昨日組み立てた結果をあらためて見ると、たくさんの間違いが多いことに気づきます。1・1、2・2、3・3、4・4と印をつけたにもかかわらず、裏返しになっているのです。既に糊は乾いています。やり直しは不可能に近いです。そのまま続行することにします。

今日は木地調整からです。霰で組んだ結果、段差が生じています。その平面化と、付着した接着剤の削除です。外側はベルトサンダーを使います。側板の内側は手作業です。そして、底板の取付けに進みます。まず、鉋(かんな)がけからです。それをカットして貼り付けるだけです。しかし、この際です。新しい試みもしたいところです。実は、これまでは、単に木工用接着剤塗布して接着するだけでした。


しかし、先般、W工房からヒントをもらいます。『貼りつけ面に溝を入れることで全体の強化が図れるのではないか。』というものです。勿論、その溝は、貼り付けた時点で目にふれることのない、完全な舞台裏です。そして、或いは、不必要な迂回であることも考えられます。その隠れた部分に一手間をかけるところに面白味がありそうです。

今回は「ビスケット」を試すことにします。ビスケットジョイナーで溝を掘ってビスケットを挿し込むだけです。つい先般、入房した利器です。練習台は、昨日つくった2個の1合枡です。利器とはいうものの、実際には、掘る溝の正確な位置が要求されます。誤差が僅か?0.5mmほどであったとしても組立ては無理です。要は、事前に、底板の大きさを正確なものにしておくことです。

2014/02/21(金) 14:36

時折の青空、そして、時折の雪です。今のところは、積もるだけのエネルギーは無さそうです。現在の雪の量は、去年の1/3ほどです。稀有の少雪の年です。


「枡(ます)」をつくっているところです。紀元前3世紀頃、秦の始皇帝がつくったのは青銅の枡のようです。それに対して、今つくっているのは、日本の織田信長がつくったといわれる、尺貫法に基づいた木製です。

稲作文化の日本です。本来は、穀類の計量が目的であったのかも知れません。今回は、御酒の器として考えています。そのため、使う糊にも気を遣うところでした。結局は、食器に使うことが許されている、米国の「タイトボンド」になります。初めて使うものです。耐水性に富み、強い接着力です。

ホゾ加工の大方は昨日で終えます。今日は組立てです。簡単な作業ですが、若干の留意点があります。実は、加工した材には上下があります。ホゾとホゾ孔が12mmとなっているのが上部です。糊づけの前に、簡単に仮組をしてその確認をします。そして、隣り合う両者に、1、1、2、2、・・・と印をつけておきます。

しかし、それでも間違いがおきます。そして狼狽え(うろたえ)ます。しかし、何回も繰り返すことで、慢性化してきます。そして、いつの間にか、素直に現実を受け入れている自身に気づきます。




フィットさせるために、前回同様、万力(まんりき)を使います。そして、食み出た糊を丁寧に拭き取ります。ツールは、濡れた布と鑿(のみ)です。鑿は、先端が直角になっているので重宝します。18個ほどの組立てに午前中を要します。

メインは2合半枡です。しかし、加工に失敗した材や余り木を使って、1合枡も2個つくります。この1合枡のサイズにも昔から伝えられているものがありそうです。一般的には、6.4×6.4×4.4あたりが良さそうです。

取り敢えず、容積が180cc(180立法センチメートル)になるように努力してみます。しかし、諸般の都合上、7×7×3.7になります。とはいうものの、むしろ、手を入れるには、深く狭いよりも、浅く広いほうが適しているようでもあります。ま、今の段階では、深く考えないことにします。

午後、Y製材所にお邪魔します。依頼していた底板を準備してくれていました。明日、鉋(かんな)をかけるつもりです。その前に、組み立てた枡の側板の木地調整があります。ホゾの出っ張りの目地の調整や、付着した糊の削除等です。



2014/02/20(木) 17:03

昨日、今日と、積もるには至らないチラチラとした雪です。夜の静寂(しじま)の月がギラギラしています。空気の透明感と気温には相関関係があるようです。

簡単なjig(冶具)を頼りに、2合半枡(ます)をつくっているところです。枡をつくることにも意味はありますが、テーマとしては、「霰(あられ)組み」の練習、といったところです。

一般的な箱では「留め接ぎ」にすることが多いようです。これは、「木口(こぐち)」を秘すことの配慮からのようです。そして、「木口」を隠すことが木工の常識になっているようです。それに対して、「霰組み」にはポツリポツリと「木口」が見えます。よく解りませんが、これを「飾り」として捉える、という考え方があるのかも知れません。兎も角、昔から枡は「霰組み」でつくられているようです。

手作りですが、jigを使った加工は極めて単純な作業です。しかし、17~18個分となれば、やや、事情は違ってきます。1個分は4枚の側板です。左右100辺以上です。その1辺には、それぞれ3ヶ所の凹凸が必要です。12mm間隔になるようにします。左右の凹凸は逆になります。


単純な作業ですが、一ヶ所、一ヶ所ずつの加工は、それらのルールに従ったものです。それなりの集中力が伴います。ぼんやりすると頓珍漢(とんちんかん)な結果になります。気力と集中力が衰えてくるのです。

結局、数個が無駄になりました。リラックスの必要性を納得する瞬間です。この対応には、ラジヲを聴くこと、ストーブに薪(まき)を継ぎ足すこと、或いは、松の枝の雪を眺めること等がありそうです。何よりも、仕上がった枡をイメージすることが、作業の持続力を高めてくれるようです。

朝、Y製材所から電話があります。先日依頼した「底板」の準備ができたことの連絡です。明日お邪魔することになりそうです。「霰」の加工の概ねは終えています。進捗(しんちょく)スピードが加速しそうです。



2014/02/19(水) 17:21

早朝の気温は零下です。昨日の雪融けで濡れた路面はカチンカチンに凍っています。しかし、今日の最高気温はプラスです。そして、時刻がすすむにつれて明るい空へと変化しています。寒いながらも春の兆しを感じます。

昨日のドカ雪に関する記事が今日の朝刊に載っています。内容は、一般市民の不満と、市当局の立ち位置です。何れにも違和感があるようです。丁度、北JRに似ているようでもあります。

市民の不満は、除排雪担当当局に対するものです。降った雪の除排雪の拙(つたな)さです。昔は、自分の家の前は自分で片付けるのが普通でした。今は、公共機関が片付けるのが常識になっています。

これに対して市側は、『降るとは思っていなかった。』です。確かに、天気予報での注意の促しはなかったものの、今回のドカ雪は容易に予測できたものです。首都圏から北上する低気圧です。そして、この時期の太平洋側のドカ雪が奥州最北端に春をもたらします。ある意味では待ちに待った雪であったのです。


おそらく、信用すべきではない情報を鵜呑みにしたことによる結果です。そして、自身の判断に頼らない結果のようです。

除排雪担当のプロとしては如何にも事務的です。それは本県のお役所らしい体質でもありそうです。奥州最北端にも、普通の情報とともに、普通の意識が望まれるところです。今朝の記事にはそのような意味もあったのかも知れません。


短時間ですが、今日も工房活動を楽しみます。昨日組み立てた枡(ます)の木地調整です。「霰(あられ)組み」には微かな段差が生じます。それをベルトサンダーで平面化します。同時に、不要な糊(のり)を削除します。流石(さすが)に、枡の内側は手作業です。360番までにします。

糊(のり)の確認もします。実は、今回使ったのは米国のFDAがOKを出した「タイトボンド」です。解説には4000psiとあります。これは接着力を表しています。よく解りませんが、1インチ平方にかかる1ポンドの力が1PSIのようです。PSIは「Pounds per square inch」のようです。


アメリカだけに通用する単位のようです。尤も、ポンド(pond)はオランダ語です。英語ではpound(パウンド)です。1ポンドは約0.45キログラムです。そして、1インチ は2.54cmです。per square inchは、その二乗のようです。いずれにしても、4000 psiというのは大変なもののようです。

実は、今回の底板にはこのボンドも使っています。是非とも、その4000psiの正体を確認する必要がありました。そのため、2日前に、タイトボンドで小片を接着しています。強度の確認を剥がすことで確認しようとする目論見です。結論は、相当な威力です。とても人力で引き剥がすことは無理でした。我が意を得たり、です。


昼前、Y製材所にお邪魔します。さまざまな情報交換もありますが、メインは底板の調達です。さまざまな選択肢がありそうです。実は、今回つくっている材の厚さは一般的なものでは無いようです。

信長の楽市楽座から伝わっている枡です。500年の歴史で、使う材料も淘汰(とうた)されている筈です。今回、我が工房では、その縛りを無視してつくっています。現時点では、仕上がり6分です。

求めるものは、カンナがけを逆算して7分板が適当のようです。幅は4寸2分です。極力、端材(はざい)を出したくないところです。効率的な材を模索することになります。

2014/02/17(月) 14:59

昨晩の除雪でアスファルトが見えていましたが、朝、玄関の戸が渋いです。50cmほどの雪がブレーキをかけています。今冬一番です。

先週は、大雪注意報が出されました。その結果、8cmほどの積雪です。昨晩は、注意報無しで50cmです。奥州最北端にもそれなりの情報が欲しいところです。

如何にパワフルを誇るタイヤショベルと雖(いえど)も、このような量の雪の処理には普段の何倍もの時間を要します。いつもは20~30分で済むのですが、今朝は、朝5:00に開始し、終わったのは6:00過ぎです。勿論、ご近所の道路も綺麗にします。日曜日の朝です。1時間の車の往来は、新聞配達の1台だけです。

朝食後、友人がお見えになります。彼も昨晩、綺麗に除雪していました。しかし、一晩にして元の木阿弥です。タイヤショベルが帰ってきたのは正午頃です。

彼もまた、あちらこちらでボランティア活動をしていたのです。日本酒やビール、そして角ハイボール等、たくさんのお礼を貰(もら)ってきます。心苦しいところです。


今日の雪は、湿り気のある重い雪です。所謂(いわゆる)春の雪です。そして、次第に、明るい青空に変わってきます。最高気温はプラス3℃と高いです。自宅前の道路には既に雪の気配は失せています。春を身近に感じてしまいます。無性にウキウキし、燥(はしゃ)いでいる自分に気づきます。


午前中は工房活動です。今日のテーマは「2合半の枡(ます)」づくりです。ルーターで「霰組み(あられぐみ)」のホゾ加工をします。加工の結果は全て同じ形状です。その4片を組み合わせて側板とします。それを、昨日来房した「タイトボンド」を使って組み立てます。


これまで確認してきた簡単な作業です。しかし、若干の勘違いが伴います。4月生まれです。間もなく大変な年齢を迎えます。然(さ)もありなん、なのかも知れません。勿論、修正のきく間違いです。

午前中を費やして組み立て数はほんの3個ほどです。底板の取り付けはまだです。しかし、無塗装のつもりです。仕上がりまでは短時間で済みそうです。明日あたり、Y製材所にお邪魔して、底板の材料を探すつもりでいます。

2014/02/16(日) 14:59