
早朝の気温は零下です。昨日の雪融けで濡れた路面はカチンカチンに凍っています。しかし、今日の最高気温はプラスです。そして、時刻がすすむにつれて明るい空へと変化しています。寒いながらも春の兆しを感じます。
昨日のドカ雪に関する記事が今日の朝刊に載っています。内容は、一般市民の不満と、市当局の立ち位置です。何れにも違和感があるようです。丁度、北JRに似ているようでもあります。
市民の不満は、除排雪担当当局に対するものです。降った雪の除排雪の拙(つたな)さです。昔は、自分の家の前は自分で片付けるのが普通でした。今は、公共機関が片付けるのが常識になっています。
これに対して市側は、『降るとは思っていなかった。』です。確かに、天気予報での注意の促しはなかったものの、今回のドカ雪は容易に予測できたものです。首都圏から北上する低気圧です。そして、この時期の太平洋側のドカ雪が奥州最北端に春をもたらします。ある意味では待ちに待った雪であったのです。

おそらく、信用すべきではない情報を鵜呑みにしたことによる結果です。そして、自身の判断に頼らない結果のようです。
除排雪担当のプロとしては如何にも事務的です。それは本県のお役所らしい体質でもありそうです。奥州最北端にも、普通の情報とともに、普通の意識が望まれるところです。今朝の記事にはそのような意味もあったのかも知れません。
短時間ですが、今日も工房活動を楽しみます。昨日組み立てた枡(ます)の木地調整です。「霰(あられ)組み」には微かな段差が生じます。それをベルトサンダーで平面化します。同時に、不要な糊(のり)を削除します。流石(さすが)に、枡の内側は手作業です。360番までにします。
糊(のり)の確認もします。実は、今回使ったのは米国のFDAがOKを出した「タイトボンド」です。解説には4000psiとあります。これは接着力を表しています。よく解りませんが、1インチ平方にかかる1ポンドの力が1PSIのようです。PSIは「Pounds per square inch」のようです。

アメリカだけに通用する単位のようです。尤も、ポンド(pond)はオランダ語です。英語ではpound(パウンド)です。1ポンドは約0.45キログラムです。そして、1インチ は2.54cmです。per square inchは、その二乗のようです。いずれにしても、4000 psiというのは大変なもののようです。
実は、今回の底板にはこのボンドも使っています。是非とも、その4000psiの正体を確認する必要がありました。そのため、2日前に、タイトボンドで小片を接着しています。強度の確認を剥がすことで確認しようとする目論見です。結論は、相当な威力です。とても人力で引き剥がすことは無理でした。我が意を得たり、です。
昼前、Y製材所にお邪魔します。さまざまな情報交換もありますが、メインは底板の調達です。さまざまな選択肢がありそうです。実は、今回つくっている材の厚さは一般的なものでは無いようです。
信長の楽市楽座から伝わっている枡です。500年の歴史で、使う材料も淘汰(とうた)されている筈です。今回、我が工房では、その縛りを無視してつくっています。現時点では、仕上がり6分です。
求めるものは、カンナがけを逆算して7分板が適当のようです。幅は4寸2分です。極力、端材(はざい)を出したくないところです。効率的な材を模索することになります。