午前中の一時はチラチラとした雪です。その状況を根拠にしたものか、県内のあちらこちらに「大雪着雪注意報」が出されていました。しかし、昼過ぎからは真っ青な空に変わります。奥州最北端の天気予報は、やはり、何かが変です。


工房では枡(ます)づくりを楽しんでいます。やや時間を要していますが、「霰(あられ)」加工等、概ねの下拵え(したごしらえ)は終えています。話は飛びますが、この「霰(あられ)」は、「ひなまつり」の歌に出てくる「あられ」のことのようです。3月3日の「ひな祭り」をテーマにした詩はたくさんあるようですが、「林柳浪」がつくった詩です。因みに、作曲平井康三郎です。


1番は、『あかい(赤い)もうせん(毛氈)しき(敷き)つめて おだいりさま(お内裏様)は上のだん(壇)・・・』です。その3番に『あられ(霰)ひしもち(菱餅)おしろざけ(白酒) ぼんぼり(雪洞)かざる(飾る)おもしろさ きょうは三月ひなまつり』があります。組んだコーナーが四角い霰(あられ)に似ていることから命名されたようです。

昨日組み立てた結果をあらためて見ると、たくさんの間違いが多いことに気づきます。1・1、2・2、3・3、4・4と印をつけたにもかかわらず、裏返しになっているのです。既に糊は乾いています。やり直しは不可能に近いです。そのまま続行することにします。

今日は木地調整からです。霰で組んだ結果、段差が生じています。その平面化と、付着した接着剤の削除です。外側はベルトサンダーを使います。側板の内側は手作業です。そして、底板の取付けに進みます。まず、鉋(かんな)がけからです。それをカットして貼り付けるだけです。しかし、この際です。新しい試みもしたいところです。実は、これまでは、単に木工用接着剤塗布して接着するだけでした。


しかし、先般、W工房からヒントをもらいます。『貼りつけ面に溝を入れることで全体の強化が図れるのではないか。』というものです。勿論、その溝は、貼り付けた時点で目にふれることのない、完全な舞台裏です。そして、或いは、不必要な迂回であることも考えられます。その隠れた部分に一手間をかけるところに面白味がありそうです。

今回は「ビスケット」を試すことにします。ビスケットジョイナーで溝を掘ってビスケットを挿し込むだけです。つい先般、入房した利器です。練習台は、昨日つくった2個の1合枡です。利器とはいうものの、実際には、掘る溝の正確な位置が要求されます。誤差が僅か?0.5mmほどであったとしても組立ては無理です。要は、事前に、底板の大きさを正確なものにしておくことです。

2014/02/21(金) 14:36