
昨日、今日と、積もるには至らないチラチラとした雪です。夜の静寂(しじま)の月がギラギラしています。空気の透明感と気温には相関関係があるようです。
簡単なjig(冶具)を頼りに、2合半枡(ます)をつくっているところです。枡をつくることにも意味はありますが、テーマとしては、「霰(あられ)組み」の練習、といったところです。
一般的な箱では「留め接ぎ」にすることが多いようです。これは、「木口(こぐち)」を秘すことの配慮からのようです。そして、「木口」を隠すことが木工の常識になっているようです。それに対して、「霰組み」にはポツリポツリと「木口」が見えます。よく解りませんが、これを「飾り」として捉える、という考え方があるのかも知れません。兎も角、昔から枡は「霰組み」でつくられているようです。
手作りですが、jigを使った加工は極めて単純な作業です。しかし、17~18個分となれば、やや、事情は違ってきます。1個分は4枚の側板です。左右100辺以上です。その1辺には、それぞれ3ヶ所の凹凸が必要です。12mm間隔になるようにします。左右の凹凸は逆になります。

単純な作業ですが、一ヶ所、一ヶ所ずつの加工は、それらのルールに従ったものです。それなりの集中力が伴います。ぼんやりすると頓珍漢(とんちんかん)な結果になります。気力と集中力が衰えてくるのです。
結局、数個が無駄になりました。リラックスの必要性を納得する瞬間です。この対応には、ラジヲを聴くこと、ストーブに薪(まき)を継ぎ足すこと、或いは、松の枝の雪を眺めること等がありそうです。何よりも、仕上がった枡をイメージすることが、作業の持続力を高めてくれるようです。
朝、Y製材所から電話があります。先日依頼した「底板」の準備ができたことの連絡です。明日お邪魔することになりそうです。「霰」の加工の概ねは終えています。進捗(しんちょく)スピードが加速しそうです。