
うす曇りと青空が交互にやってくる日です。気温は、やや汗ばむ程度の温かさです。関節に存在感があります。ヤマセ(東風)のようです。予報では大雨洪水注意報が出ていますが、夕刻になっても爽(さわや)やかな青空です。
昨夕、奥州最北端の市内中心部でフジコ・ヘミングの演奏会がありました。近年、リストのラ・カンバネラで知られる82歳のご婦人です。矍鑠(かくしゃく)としています。感激します。実は、先般、母校中学校の校歌を調べる機会がありました。旧校舎で歌われていた校歌です。
昔の校歌の歌詞には、校舎のたつ地名や山、川、海、丘の名前、そして自然を織り込むのが一般的でした。我が母校の校歌もそうでした。しかし、そのことは、校舎が移転するとことで、新しい校歌にはふさわしくなくなり、今は、新校歌が歌われています。
実は、近く、同期会があることから、旧校歌について調べてみました。原譜は、卒業生台帳等と同様、当時の中学校に関係する書類として綴(と)じられていました。先日、中学校にお邪魔した折、コピーしていただいてきました。その楽譜は古く、判読の難しいものでした。それを音符入力用のソフトで写しているところです。

しかし、同期会当日、伴奏を予定していたT女史の都合が宜しくないようで、日立に住む音楽家に、伴奏用のテープを依頼することにしました。当初、T女史を通して、他の演奏家に依頼していただくつもりでしたが、『私がやりましょう。』と積極的な応援をいただきます。今年喜寿を迎える方です。フジコ・ヘミングよりも4~5歳お若い年齢です。訊くと、毎年2回は演奏会を開いているそうです。現役のピアニストでした。
因(ちな)みに、Y女史にも同期会の案内があったそうです。日取りは、77歳のことから7月7日だそうです。その母校のN中学校も今は無く、跡地は文化会館になっています。昨晩フジコ・ヘミングが演奏した場所です。ほんの50年、60年の移(うつ)ろいで、周囲の事情はガラガラと音をたてて変化していることになります。
ご年配のご婦人の活躍に触れた所為(せい)か、今日の工房作業には、心なしか溌剌(はつらつ)さがありそうです。このところ手がけている「肩もみ器」づくりの続行です。つくる数は100個です。今日は、まず、穴あけからです。2種類あります。ひとつは、馬車で例えれば、シンデレラが座る場所です。もうひとつは、車軸を通す穴です。これには「ボール盤」のお世話になります。

話は飛びますが、この名前が面白いです。本来?英語では「drill press」のようです。ボール盤の発音は、オランダ語の「boor-bank」が関係しているそうです。よく解りませんが、「boor」は「drill」で、「bank」は「work bench」のようです。要するに、「ボール盤」を訳すと「穴あけ作業台」ということになりそうです。「作業台」の「bank」に日本語の「盤」を当てたのは傑作中の傑作だったことになります。コップ、カン、スコップ、コーヒー、ズック、スポイト、ビール等も、そもそもはオランダ語のようです。
今日は穴あけの他に、木地調整にも及びます。ツールはベルトサンダーです。まず、80番ほどの粗い目を使います。頑張ったものの、50個ほどが次回に回ります。夕刻、Iさんから電話をいただきます。依頼されていた「表札」の催促です。完全に失念していました。近く逢うことにもなっています。手を掛けざるを得ないようです。明日から遠方に出かける予定です。作業再会は4~5日後になりそうです。