
遠方への出張が続いています。一昨日は九州に出かけます。まだ、ツツジは散りきってはいなく、やや醜い、花仕舞(はなじまい)の季節です。イチゴ狩りは間もなく終わる頃です。
このところの交通機関は飛行機が主です。それについて、少しの憂いがあります。最近、手荷物検査のところでいつもドキッとさせられています。大抵のものはリュックに突っ込み、他の携帯電話、小銭入れ、ライター、ボールペン等はポケットから出して小さいカゴに入れて透視カメラを通過させます。
そのとき、『他にライターは持っていませんか。』と訊かれます。ドキッとします。警備員から尋問されている錯覚に陥るのです。記憶を辿(たど)りながら、ポケットを触ってみます。そして無いことに自信を持ちながらも「無いようです。」と答えます。
ガードマンは、その返事を待って『どうぞ。』という声をかけてくれます。咎(とが)められているような気になることから、ムッとする瞬間です。無論、彼らには悪意は無く、仕事に忠実なだけのことは承知です。

特に、新年度の今の時期は、新任職員が多いです。仕事に一生懸命に取り組んでいる分、訊き方にも気合が入っています。検査場出口には大きい透明の箱があり、その中に100円ライターがたくさん入っています。おそらく、その場で気づいて供出したようです。
機内持ち込みのライターは1個に限定されています。しかし、ガードマンから尋問や脅迫されても、「自己申告しなければ、結果はどうなるのか。」、と考えてしまいます。
次に困ったのはタバコの自動販売機です。今回、手持ちのタバコを持たないで空港に入ってしまいました。空港内の喫煙所内には販売機はあるのですが、パスポが必要です。今のコンビニでは、年齢確認のためと称してデスプレーに手を触れるだけで済みます。
尤も、デスプレーのまだ出ていないパスポの出始めの頃は、コンビニでも提示を求められた記憶があります。「年齢確認のためにパスポが必要です。」と、ハンコで押したように、要請していました。
店員は職務に忠実ですが、間もなく70歳を迎える高齢者に対して、『二十歳以上であることを証明してください』と言っているのです。そのときは、「少し変でないですか。」と、買うことを何回も諦めた記憶がありました。普通の商店では、それまで同様、普通に買えたのです。
空港内の喫煙所は、中高校生が利用することはないのですが、それでも、年齢確認をしているのです。少し、矛盾を感じてしまいます。パスポの貸借は違反のようですが、結局、『パスポを持っていますか。』と周囲の人に助けていただきます。

コインを入れてメビウスのボタンを押します。出てきたのはマルボウです。がっかりします。流石に、もう一度パスポを貸してください、とは言えなく、慣れない銘柄を平然と吸うことになります。
同じような規則第一主義の典型を、今回、九州のある県で聞きました。発端は「グリーンカーテン」です。夏の暑さを凌ぐために、教室の窓の下にゴーヤを植えた学校があります。県立高校です。やがて、見事なゴーヤが出来たものの、その取扱いについて問題が発生します。
指摘をしたのはオンブズマンです。これまで、生ったゴーヤは希望する教職員にわけていたそうです。それが罷(まか)りならん、という結論を出したのだそうです。以来、見事に生ったゴーヤはそのまま手をかけられることはなく、やがて黄色くベチョベチョになり、地面に落ちるに任せるようになったそうです。
暑さ凌ぎのためのグリーンカーテンに、オンブスマンが介入すること自体が変です。しかも、生ったものを放置しなさい、という結論は、いかにも優秀な人種の考えそうなことです。何となく変です。法律以上に優先される本質的なものを見失っているようでもあります。
70歳頃の明らかな高齢者に、20歳未満であることを証明しなさい、というルールとどこか似ています。大分のT氏からお聞きしたお話しです。
今朝、数日ぶりに庭に出ます。イチゴとセロリーは元気です。根付いたようです。カエデが葉を開いています。おそらく、昨日、パッと開いたようです。赤紅葉、枝垂れ紅葉、立沢紅葉の葉が一斉にでています。