日中は暑いですが、明け方は涼しいです。この機に乗じて、早朝、ストーブを焚きます。実は、ゴミで、薪(まき)ストーブが満杯になっていたのです。

ゴミの正体の殆んどは工房内の掃き掃除で出た大鋸屑(おがくず)や鉋屑(かんなくず)、そして端材です。長時間わたって、白い煙が煙突からでていました。


今日も作品づくりです。昨日のテーマを「肩もみ器」にしました。1日で終わるつもりでした。簡単な作業の筈だったのです。しかし、遅々とした進捗です。理由は、暑さの所為(せい)のようです。休む時間のほうが多かったようです。


今日も、「肩もみ器づくり」の続きです。作業中、T氏から電話があります。いつも作品を求めてくれる友人です。『結局、「椅子」はどうなったのか。部分的な紹介はあったが、全体像が解からい。』というものです。

遅ればせながら、今日の日記に載せることにしました。T氏からは、他に、『あれをつくったらどうか。これはどうか。』というヒントをいただきます。大局的で新鮮な、首都圏の情報です。有難いことです。

さて、完成した「肩もみ器」は、ほんの13~14個です。若干、デザインを変化させています。これまでの「シンデレラバージョン」の他に「リムジンバージョン」をつくってみました。

話は飛びますが、「リムジン」は、ベンツ等の車を真ん中でスパッとカットし、中央を継ぎ足した長い車です。奥州最北端では殆ど見る機会は無いのですが、カリフォルニアではよく見かけます。

以前、ロスに行った折、このリムジンを日本人とおぼしき青年が運転しています。即、(英語で)「あなたは日本人ですか。」と話しかけます。青年は、日本語で、『USAに来た想い出に借りることにしたのです。』と答えます。

レンターカーだったのです。借料について訊くと、驚くほど安価でした。

話は戻りますが、実は「シンデレラバージョン」は、幼児が持つには適当でないようなのです。考えた末のリムジンです。


また、素材も、「青森ヒバ」の他に「イチイ(オンコ)」も試してみます。それぞれに、捨てがたい特徴があります。今後、さまざまな材料で、さまざまなバージョンに発展していきそうです。


制作の合間(あいま)に「お土産づくり」です。「合間」とはいうものの、数時間を要します。「匂い袋」です。これは、「青森ヒバ」の「カンナくず」です。

300袋ほどが準備できます。尤も、材料はたくさんあります。必要であれば、当日(9月1日)、現場でつくることも可能のようです。

「遅い夏祭り」で担当するブースの中に「子供を遊ばせる空間」もあります。今回、最もメインとしたいブースです。

明日からは、その準備です。W氏からも、『今、仕掛けをしている最中です。』との電話があります。楽しくやりたいところです。

2013/08/28(水) 00:02

朝は寒いほどです。日中は真っ青な空です。吸い込まれるように綺麗な青です。やはり、放射冷却だったようです。


早朝、数人の友人がお見えになります。ジャガ芋や南瓜(カボチャ)を持ってきてくれます。ジャガイモはやや小型ですが、カボチャは大きいです。

もう収穫時期を迎えていたのです。暑さは続いているものの、季節の変化を見せつけられます。


今日も工房に入ります。昨日まで「椅子づくり」でした。今日からは「遅い夏まつり」の準備です。

9月1日開催予定です。残りはわずか1週間です。気合いの入るところです。まず、これまでつくってきたサンプルを確認してみます。

その中の「肩もみ器」に着手します。バージョンは「シンデレラ姫の馬車」です。朝にいただいたカボチャの馬車です。何となく、因縁を感じてしまいます。

今回の作業の捗(はかど)りは早いです。実は、以前、数十個の下拵え(したごしらえ)をしています。車輪もまた、つい先般、作り置きしています。

この車輪には、50年ほどの年輪が刻まれています。おそらく喜んでもらえる筈です。

ブースにお出でになる皆さんに、今年も「お土産」を提供するつもりでいます。前回は「匂い袋」でした。

これは、「青森ヒバ」の鉋屑(かんなくず)を袋に入れたものです。今年は、その他に「木片」も考えることにします。

これは、材をカットしたときに出る端材です。「匂い袋」と同じような使い方をしますが、特に、風呂の湯に入れて使う方が多いです。香りは、水分を含むことで強く放つようです。また、相当長い間、香っています。

祭り実行委員会の希望は、『子供たちが遊べるブースをつくって欲しい。』のようです。今晩、その条件に合うもののあれやこれやを考えるつもりです。

2013/08/26(月) 19:15

朝から夕刻まで、降ったり止んだり、です。青空が見えているのに降ります。

昼過ぎに出かけたときの気温は26℃ほどです。やはり、秋の様相を呈してきているのでしょう。


少し時間をかけ過ぎている「椅子づくり」です。そろそろ終止符を打つことにします。今日は「座板」の貼り付けです。実は、この仕掛けについてあれこれと悩んでいました。

結局、ビス止めにし、頭をダボ(駄枘)で埋めることにします。単純さは失われそうですが、仕上がりが美しそうだったのです。まず、ダボを埋める溝をボール盤で掘ります。そして、その中からビス止めします。

問題はダボです。当初は、この丸棒を木工旋盤でつくるつもりでしたが、結局、市販のもので済ませます。その丸棒を丸鋸(まるのこ)でカットします。4脚分の80個です。そして、孔に打ち込み易くえするために、その一面の面取りをします。


コツコツとした作業ですが、1個ずつ解決することで、確実にゴールに辿りつくのがこの世界です。

丁度、共通因数を1つずつ見つけて高次方程式を解くのに似ています。次は、ダボを埋める溝に糊(木工ボンド)をつけて、そのダボを打ち込みます。

少し億劫(おっくう)なのは、食み出たダボの頭の処理です。本来は、専用の鋸(のこぎり)を使うようです。アサリ(歯振)を削除した鋸のようです。しかし、今回は、ディスクグラインダーにします。

しかし、グラインダーを非常に強力です。誤って他に触れると、大切な部分がゲッソリと抉(えぐ)られます。少し、集中力を要する世界です。その後、番号の小さい、目の細かいサンダーで調整します。


これで、「椅子づくり」の殆どの工程が終わったことになります。あとは塗装です。

これも悩むところでしたが、「クルミ(胡桃)に落ち着きます。最近、好んで使っているオイルフィニッシュです。


夕刻、突然のお呼び出しがあります。来週9月1日の「遅い夏祭り」の準備委員会です。我がブースは、2~3のテントのようです。遅ればせながら、明日からそのプログラムづくりになります。

2013/08/25(日) 21:00

今日も暑いです。31℃ほどになったようです。しかし、時折そよぐ風にはキリリとした冷たさがあります。秋の序奏のようです。

「椅子」に手をかけてから相当な時間が経っています。これまでは、謂わば、下拵えです。今日は、組立を決意します。

まず、「面取り」です。組立の前の面取りです。少し工夫をしてみます。実は、部材の全てを「面取り」をすると、接(は)いだ合わせ目に溝ができます。それを回避するための工夫です。

ほんの数か所に配慮することで解決しそうだったのです。実際に試してみます。何とかなったようです。しかし、このやり方が正しい方法であるかどうかは、よく解らないところです。


次は「仮組み」です。この過程を経ないで「糊付け」してしまうと、不具合があったときに元に戻らないのです。

今回、ホゾ穴よりも挿し込むホゾを、心持ち太くしています。挿し込むときに「万力」で圧縮します。若干の調整はあったものの、殆ど問題なく挿入できます。

話は飛びますが、テニスコート2面ほどの大きい木造の建物を作る際、1mmの誤差も許さないのだそうです。つい先日のテレビで放映していました。今回は、ほんの微(かす)かな不満足があります。

勿論、1mmの大きさではなく、極薄い紙の厚さ以下のレベルです。しかし、1尺5寸の椅子とテニスコート2面の割合を考えるとき、少し滅入るべきものです。

この原因は、丸鋸(まるのこ)の角度調整に起因しています。とはいうものの、これまでつくった中では最も優れているようです。

ホゾ組の状況を確認した後、いよいよ「糊付け」です。ホゾ穴の入り口に糊(のり)を付けてホゾを挿し込みます。その順序は、まず、椅子の正面から見て、右半平面と左半平面を組み立てます。最後に、その左右をコネクトします。


挿し込みのキツい場合にはクランプで締め付けます。螺子(ねじ)には意外な力があります。ビシーッと嵌(は)まります。この段階で、不満足が多少、解消されます。

組立ての前と後では様子が一変します。一瞬にして「椅子」になります。この瞬間がドラマチックです。

残す工程は、座板の固定、全体の磨き、そして塗装等です。然程(さほど)難しい作業ではない筈です。短時間で終えたいところです。実は、お尻に火のついた作品づくりが待っているのです。

2013/08/24(土) 22:50

昼前から夕刻まで遠方に出かけます。車で、片道2時間ほどの県東です。その道路の両側に黄色い花が咲いています。

出発点の、我が家の前の小川から太平洋側までの間、同じ花が咲いています。毎年増えているようです。

しかし、今まで、この名前が解かりませんでした。帰宅後に調べてみます。どうやら「ハンゴンソウ(反魂草)」のようです。

「反魂」には、やや怖いニュアンスがありそうです。しかし、奥州最北端の主要道路の両側は絶えることのない、黄色のカーテンです。今後は、名前を考えないで鑑賞することにします。


早朝の一時(いっとき)、工房に入ります。まだ暑くなる前です。短時間でしたが、少しの進捗(しんちょく)をみます。

まず、2本の後ろ足の頭の加工です。丸みをつけることにします。ツールはベルトサンダーです。10本の脚を瞬時に終えます。

次は、座板を乗せるフレームの加工です。これは、平板の座板ではなく、ウェーブをつけるための仕掛けです。

最初にグラインダーで荒削り(あらけずり)をします。その後、ベルトサンダーで調整します。意外に簡単な作業です。加工の前とでは全く異なる様相を呈しています。不思議な世界です。


夕刻、各パーツの「面取り」の仕掛けをします。よく解りませんが、この「面取り」は組立後にすべきのようです。或いは、どちらでも良いのかも知れません。


初心者としては、どちらも試す必要があります。その、満足と不満足が次回のヒントになる筈です。

「面取り」には、前回、「面取り鉋(かんな)」を使っていますが、今回は、「トリマー」にするつもりです。

しかし、「面取り」をしてはならない箇所が一部あります。その部分を明確にするために「マスキングテープ」を貼ることにします。これも、今回はじめての試みです。

2013/08/23(金) 19:11

過ごし易い朝です。しかし、日中の工房作業には汗がしたたり落ちます。結構暑いです。

今日も、「椅子づくり」に没頭します。昨日、1脚だけを仮組みしてみました。まあまあ、のようです。今日は、その1脚をコピーすることにします。取り敢えず、4脚分の「墨付け」と「ホゾ加工」です。

「墨付け」は、刃をあてる場所への印付けです。そして、「ホゾ加工」は、部材同士を接(は)ぐための凹凸の加工です。凹がホゾ穴で凸がホゾです。当然ながら、両者をピッタリと接ぐことと、ホゾ加工の精度は、相関関係にあります。

この「墨付け」に、前回は「毛引き」を使っています。しかし、今回は、「白引き(白柿)」と「スコヤ」にします。

この両者は、基準となる値を他の材にコピーするときには欠かせないツールだ、とI氏が説明していたのです。

「墨付け」後はホゾ穴掘りです。1脚に関わるホゾ穴は14ヶ所のようです。その中の2ヶ所は以前に終えています。今日は、12ヶ所です。

4脚分で48ヶ所です。利器の「角鑿(かくのみ)」に活躍してもらいます。単に、深さを設定し、「墨付け」で印した場所に「角鑿(かくのみ)」をあてるだけで解決します。この作業は、汗をかくことも無く、短時間で終えます。

次はいよいよ凸型のホゾづくりです。この数は56ヶ所だったようです。ホゾ幅は8mmと10mmの2種類です。

実は、8mmの角鑿の刃に対して8mmのホゾは合うのですが、9.5mmの刃には10mmのホゾが合いそうだったのです。おそらく?加工技術のレベルが作用しているようです。


開始したのは朝食直後で、このホゾ加工を終えたのは午後です。わずか4脚の椅子のために数時間も要したことになります。

芭蕉(ばしょう)の『夏草や・・・』ではありませんが、作業跡をみると、膨大な量の大鋸屑(おがくず)です。削除された材が変形したものです。

次回は仮組です。その折には、ホゾ穴内の確認やホゾの先端の「面取り」等、細々した微修正等が伴います。しかし、ゴールが近いのは確からしいです。

2013/08/22(木) 17:23