過ごし易い朝です。しかし、日中の工房作業には汗がしたたり落ちます。結構暑いです。

今日も、「椅子づくり」に没頭します。昨日、1脚だけを仮組みしてみました。まあまあ、のようです。今日は、その1脚をコピーすることにします。取り敢えず、4脚分の「墨付け」と「ホゾ加工」です。

「墨付け」は、刃をあてる場所への印付けです。そして、「ホゾ加工」は、部材同士を接(は)ぐための凹凸の加工です。凹がホゾ穴で凸がホゾです。当然ながら、両者をピッタリと接ぐことと、ホゾ加工の精度は、相関関係にあります。

この「墨付け」に、前回は「毛引き」を使っています。しかし、今回は、「白引き(白柿)」と「スコヤ」にします。

この両者は、基準となる値を他の材にコピーするときには欠かせないツールだ、とI氏が説明していたのです。

「墨付け」後はホゾ穴掘りです。1脚に関わるホゾ穴は14ヶ所のようです。その中の2ヶ所は以前に終えています。今日は、12ヶ所です。

4脚分で48ヶ所です。利器の「角鑿(かくのみ)」に活躍してもらいます。単に、深さを設定し、「墨付け」で印した場所に「角鑿(かくのみ)」をあてるだけで解決します。この作業は、汗をかくことも無く、短時間で終えます。

次はいよいよ凸型のホゾづくりです。この数は56ヶ所だったようです。ホゾ幅は8mmと10mmの2種類です。

実は、8mmの角鑿の刃に対して8mmのホゾは合うのですが、9.5mmの刃には10mmのホゾが合いそうだったのです。おそらく?加工技術のレベルが作用しているようです。


開始したのは朝食直後で、このホゾ加工を終えたのは午後です。わずか4脚の椅子のために数時間も要したことになります。

芭蕉(ばしょう)の『夏草や・・・』ではありませんが、作業跡をみると、膨大な量の大鋸屑(おがくず)です。削除された材が変形したものです。

次回は仮組です。その折には、ホゾ穴内の確認やホゾの先端の「面取り」等、細々した微修正等が伴います。しかし、ゴールが近いのは確からしいです。

2013/08/22(木) 17:23