今日も暑いです。31℃ほどになったようです。しかし、時折そよぐ風にはキリリとした冷たさがあります。秋の序奏のようです。

「椅子」に手をかけてから相当な時間が経っています。これまでは、謂わば、下拵えです。今日は、組立を決意します。

まず、「面取り」です。組立の前の面取りです。少し工夫をしてみます。実は、部材の全てを「面取り」をすると、接(は)いだ合わせ目に溝ができます。それを回避するための工夫です。

ほんの数か所に配慮することで解決しそうだったのです。実際に試してみます。何とかなったようです。しかし、このやり方が正しい方法であるかどうかは、よく解らないところです。


次は「仮組み」です。この過程を経ないで「糊付け」してしまうと、不具合があったときに元に戻らないのです。

今回、ホゾ穴よりも挿し込むホゾを、心持ち太くしています。挿し込むときに「万力」で圧縮します。若干の調整はあったものの、殆ど問題なく挿入できます。

話は飛びますが、テニスコート2面ほどの大きい木造の建物を作る際、1mmの誤差も許さないのだそうです。つい先日のテレビで放映していました。今回は、ほんの微(かす)かな不満足があります。

勿論、1mmの大きさではなく、極薄い紙の厚さ以下のレベルです。しかし、1尺5寸の椅子とテニスコート2面の割合を考えるとき、少し滅入るべきものです。

この原因は、丸鋸(まるのこ)の角度調整に起因しています。とはいうものの、これまでつくった中では最も優れているようです。

ホゾ組の状況を確認した後、いよいよ「糊付け」です。ホゾ穴の入り口に糊(のり)を付けてホゾを挿し込みます。その順序は、まず、椅子の正面から見て、右半平面と左半平面を組み立てます。最後に、その左右をコネクトします。


挿し込みのキツい場合にはクランプで締め付けます。螺子(ねじ)には意外な力があります。ビシーッと嵌(は)まります。この段階で、不満足が多少、解消されます。

組立ての前と後では様子が一変します。一瞬にして「椅子」になります。この瞬間がドラマチックです。

残す工程は、座板の固定、全体の磨き、そして塗装等です。然程(さほど)難しい作業ではない筈です。短時間で終えたいところです。実は、お尻に火のついた作品づくりが待っているのです。

2013/08/24(土) 22:50