小雨に始まり、青空、風雨と目まぐるしく変化する一日でした。

朝一番、「ハノイの塔」に手を掛けました。昨日で終えた筈でしたが、やや不満足さがあったのです。拭き漆3回目の断行です。

艶消(つやけ)しの生漆(きうるし)をつかうことにしました。この漆は文字を書くために取り寄せていたものです。粘度は拭き漆用よりも高いようです。必然的に拭き取りには結構な腕力を要します。結果は、まあまあのようです。

今回が仕上げ塗りになる筈です。・・・とはいうものの、漆塗りは回を重ねる毎に美しくなるものです。明日の様子を見ての判断になりそうです。

午前中の殆どを、日課の「箸置き」に費やしました。目処がついたところで新しい課題に夢は羽ばたきます。「玩具(おもちゃ)」の一種です。実は、何十年も前に見た「手作り木工辞典」に載った設計図が忘れられないでいました。

工房の隅で微粉末に覆われていたその辞典を出しました。30冊ほどもあります。何回も繰り返して読み返したものです。概ねはどこに何が書かれているかは知っているつもりです。しかし、あらためてページをめくると忘れていたことも思い出します。

しかも、カンナ(鉋)、ノミ(鑿)に始まってルーター、トリマー、旋盤、糸ノコ、塗装、組み木等々の解説が解りやすく載っています。勿論(もちろん)作品集も、です。つい、読み漁ってしまいました。


目的は「糸ノコ」を使ったパズルのような組み木遊びです。小黒三郎氏が木工愛好者用に解説したものです。関係する数冊をピックアップしました。しかし、イメージに残していた目指す設計図は発見できませんでした。

或いは、それが載っている本を何方(どなた)かにお貸ししたのかも知れません。参考資料はあります。昔、木工愛好家への啓蒙のために実寸大の設計図も紹介していたのです。

念のためにWEBで検索してみました。やはり載っています。しかし、昔と違って?今は著作権が発生しているようです。勿論、外に出す作品であれば、独自の図案を工夫することは常識の世の中になっているのです。

やはり辞典はヒントを掴むためのものです。昔、ルーターがどんなものかも解らないままに読んでいました。しかし、実際に使っている今こそ読むべきなのです。暫らくは鉛筆と紙を相手にした木工活動になりそうです。



2010/12/20(月) 16:37