気温は低く、吹雪(ふぶ)いています。愈々(いよいよ)本格的な冬です。『降るぞ、降るぞ』とは言われていましたが、昨日までは全くその気配がありませんでした。

降ってもらいたくない心情が働くのかも知れませんが、晴天や雨天等と同じように、実際に降るまでは信用できないところがあります。

親鸞聖人か詠ったといわれる『明日ありと思う心の・・・。』の心境に似ています。確実に訪れる現実が、それが明日かも知れない、という苛立ち(いらだち)に発展させる「桜」が恨めしい、という意味なのでしょうか。現在に執着したい未練を詠ったようです。

「嘘(うそ)だろう」と思いたいものの、実際に吹雪いている状態を見ると、「やはりそうか」、とすぐに納得するところが弱いです。

今日から数ヶ月間の保険に入り、ついにタイヤショベルの出動です。実は、この半年、バッテリーのマイナス極を外し忘れていました。おそるおそるスイッチをいれると、クウン、クウンといとも儚(はかな)げなスローテンポでセルを回わして事切れます。

しかし、再チャレンジで、グルルルルンと元気よくエンジンがかかります。とりあえず、今日のところはなんとかなりました。

作業は充電機能を働かせるようです。結局、今日は、家の前と近くの旅館の駐車場を2回ずつ除雪しました。多少は充電されたようです。


今日も朝から工房の掃除です。実は、12月12日は部屋の半平面だけでした。一方が綺麗になると他方が目立ってきます。残りの半平面に手を掛けたことで見違えました。更に、重量のある工具の殆(ほとん)どをキャスターに載せて隅に寄せました。やはりガラリとした空間が生じます。


朝、達人のI氏とW氏がお出でになりました。Y製材所からの材料調達のためです。整頓した様子をご覧になって驚きます。『つい先日までは上げた足を下ろす空間を探すのに苦労しました。今日は安心して歩けます。』、と評価してくださいました。

一角にまとめている青森ヒバの端材をご覧になり、『十分これで作品ができる』と言います。早速(さっそく)図面を描いてくれました。

W氏からはお土産(みやげ)をいただきました。やはり青森ヒバでつくった「ティッシュペーパ入れの箱」と「升」です。何れも最高級の材を使っています。


実は、今晩、「ほたる愛好会」の集まりがあります。「ティッシュペーパ入れの箱」はK社長にお届けし、「升」は希望の皆さんにお分けするつもりでいます。

さて、ここ暫らくを要した「積木づくり」の最終段階に入ることにしました。今日は微調整と塗りです。しかし、この塗りについては迷っていたところです。前回は「ヒバ油」を使っています。しかし、先般、オリーブオイルを試してみました。

試す前までは、ヒバ特有の香りが遮断されるのではないか、と思っていたのです。ところが、今でもパンパンと香っているのです。この作品は、先般の新幹線にかかわるイベントで使った「お盆」です。すこぶる評判の良い結果でした。

迷った末、「ヒバ油」を採用しました。1回分の量がまだ残っていたこともありますが、この積木の依頼者の希望が『前回と同じバージョン』、というものでした。

積木1個1個に筆で塗ります。その後しばらく時間を置いての乾拭き(からぶき)です。そして一晩ストーブの前で発散させ、馴染ませて完成です。これまでやや白っぽい淡黄色が黄金色(こがねいろ)に変化する瞬間です。見事です。細工は今一ですが、贅沢な「積木」になってしまいました。

2010/12/15(水) 18:19