朝は小雨です。庭仕事を躊躇(ちゅうちょ)し、工房生活に没頭しました。しかし、その後は曇り空ですが晴れてしまいました。明日から暫らくは雪のようです。あるいは、雪囲いを断行すべきだったのかも知れません。


朝一番に材料調達です。Y製材所にお邪魔しました。明日から向こう数日の雪の間の工作材料です。青森ヒバの、ヤクモノ(特別な、乾燥した、素直な目の無節の材)の7分板には何とも言い難いインパクトがあります。豪華過ぎるのです。

これは、積木用としてもそうですが、桶(おけ)の材料に欲しかったのです。ヤクモノの7分板はありませんでした。『挽けばいいだけです。』と、早速(さっそく)1寸5分材を目の前で割ってくださいました。見事な捌(さば)きです。早速工房に持ち帰り、鉋(かんな)がけを済ませます。やはり絶妙な美しさが訴えてきます。



話は飛びますが、製材した木の処理は、即プレナー(自動カンナ)に通すのではなく、まず、木口(こぐち)を削除するのだそうです。材を立てておくことで小石等が木口に刺(さ)さっていることがあります。

プレナーの刃がその石にあたることを防ぐためです。つい先日、達人のI氏から教えていただいたことです。更に、鉋がけ後は、綺麗になった木口は床等に触れさせないために横置きにしておくのだそうです。

同じことがサンダーにも言えます。『サンダーは最終段階です。サンダーの表面は硬い金属等の細かい粒子です。その粒子が木に付着していることも考えられます。その硬い物質に鋭利な金属の刃にあたることで刃が傷(いた)むことになます。』、というI氏の指導です。勿論、今はまだサンダーの段階では無いのですが、プレナー後の眩(まぶ)しい材は横積みにして鎮座させています。


さて、日課のノルマの間隙に積木(つみき)をつくっています。今日はその箱の完成を目指しました。今回の「身」に使う板は、やや厚手の7分板です。

話は飛びますが、蓋(ふた)ものの場合、被(かぶ)せる側は「蓋」です。そして被せられる側を「身」というようです。『身も蓋もない』の「身」と「蓋」です。

昨日、その「身」をつくりました。しかし、1mmほど小さくなってしまいました。思いがけないことでした。単に拙(つたな)い腕であれば良いのですが、或いは齢(とし)の所為(せい)であるのかも知れません。

だとすると困った事態です。実際、同じところを3~4回も計っているにもかかわらず、再び計り直している有様です。計った後に別のことを考えているからなのかも知れませんが・・・。



昨日下拵え(したごしらえ)をした、糊(り)付けしていない部材を調整することにしました。単に内側をプレナーで削るだけで解決しそうです。その後、あらためて組み直せば良さそうです。見事?、想像通りの出来塩梅(あんばい)です。

次は愈々(いよいよ)蓋(ふた)づくりです。当然?のことながら蓋は身よりも一回り大きくなります。天板?の幅も意外な大きさが要求されます。結局、3枚を接(は)ぎ合わせることにしました。

7分板に拘(こだわ)っていましたが、蓋も7分板ではゴツ過ぎるようでもあります。急遽(きゅうきょ)、3分(約9mm)板に変更します。この変更には若干の妥協はあります。しかし、それであっても強度には殆ど問題は無い筈です。

接(は)ぎ方は相決(あいじゃくり)です。両者の縁(へり)の半分ずつを削除して繋(つな)げる方法です。これまで何回もやってきた内容です。1/2の設定がデリケートな世界です。初めのころは物指し等を使っていました。しかし、最近は「目見当」です。メジャーの目盛りを確認するのが億劫(おっくう)になっているのです。

それでも、削り過ぎないように端材で確認してはいます。やや段差はできるものの、ま、何とかなっているようです。微調整、という裏技?もあるのです。

「身」の、7分板の「留め」には「ロックマイタービット」を使っています。しかし、3分板では少し無理があるようです。45°ずつ削除する、普通の「留め」になりました。天板?との接着面積が大きいことで何とかなりそうです。

しかし、念のため、コーナーには「竹くぎ」を使いました。青森ヒバは濡(ぬ)れると軟らかくなります。食(は)み出た接着剤を濡れ雑巾で拭き取った後の竹くぎでした。木材用の2.7mmビットを使ったのですが、ビットがあらぬ方向に向かう傾向があります。少し(?大分)ビビリました。

前回は、「身」と「蓋」の隙間(すきま)をできるだけ少なくしました。その結果は藝術的過ぎるフィットでした。しかし、今回は結構な隙間を確保することにしました。蓋をするものあけるのも子供のようです。極度にデリケートなつくりよりも大雑把(おおざっぱ)が良さそうなのです。

今日のフィニッシュは微調整です。ベルトサンダーが大活躍です。本来はサンダーを使わない、鉋(カンナ)だけで加工すべきのようです。しかし、今はまだベルトサンダーを頼る腕前なのです。

2010/12/14(火) 21:30