やや寒いものの、昨日と同じように落ち着いた日です。雲の所為で反射する光が少ないことから、外はキラキラとした派手さを抑えています。
曇天には真っ青な空が恋しくなり、逆に、快晴のときはシトシトとした雨に思いが馳(は)せます。厳寒には暑い夏を思い、真夏にはギリギリとした冬の猛吹雪を想像することに似ているようです。
今日の作業は早朝からのスタートです。予定のノルマを早めに終えて、新しい課題の下拵(したごしら)えです。積木(つみき)と桶(おけ)をつくるつもりです。
積木は数ヶ月前からの予約です。また、桶は数年前からのものです。何れも当面している課題です。一歩を踏み出すことにしました。
それらの材料調達のためにY製材所にお邪魔しました。とりあえず、1寸5分角のタルキ(垂木)と3寸幅の、厚さ1寸5分の板を運び入れました。これらは積木用です。
分揃えのためにタルキと板とを同時進行させます。1寸5分(約45mm)四方の各面をプレナー(自動鉋)に通すと1寸4分(約42mm)四方になります。その2倍の84mmになるように3寸(約90mm)幅の板を調整します。
いつものことですが、プレナーを扱う場合には逆目(さかめ)との対決があります。恥ずかしい限りですが、刃の最終調整段階で逆目になることもあります。分を揃える(すべて同じ厚さにすること)ためにはすべてに鉋(かんな)を掛け直すのが本来なのかも知れません。
鉋の掛け直しは簡単です。しかし、その数が多いときには気力の充実が伴うことになります。他方、現在のままでは、1辺が42mm、84mm、168mm、の42mm単位の積木になります。
少しゴツいようでもあります。前回つくったサイズは41mmほどだったようです。このほんの1mmの違いで全く雰囲気が違ってくるようです。
頭を冷やすために今日は一旦終えることにしました。一晩を要してフレッシュな感性を取り戻し、明日あらためてその方針を決断することにします。
話は飛びますが、鉋がけは結構な量の鉋屑(かんなくず)を生み出します。ところが、この屑(くず)の表現が不本意です。
一般的な国語辞典には、「物のかけらや切れ端などで役に立たないもの」、とあります。しかし、この青森ヒバの鉋屑は、今は極めて有用なものとして取り扱われています。
青森ヒバは他と違う特殊な能力を持ちます。強力な殺菌力、抗菌力、防腐効果(ヒノキチオール)に富み、爽やかで清潔な香(ツヨプセン)を放ちます。
特に香りはこの鉋屑の状態が最も強いです。車内、下駄箱、座敷、トイレ、玄関、箪笥(タンス)の中、あるいはバッグ、ポーチ、靴、ポケット等に忍ばせる方も多いです。
屑どころではない貴重な主役を演じていることになります。今回も結構な量になりました。近い折、いつもの皆さんにお届けするつもりでいます。
夕刻になってシトシトとした雨です。明日からの気温はガクンと下がるようです。少しは要警戒です。