奥州北端も夏の様相頻(しき)りです。しかし、身体的には、厳冬の記憶が残っています。マイナス6℃の中、3:00起きで除雪した記憶です。その記憶が、夏を思わせてくれないのです。
壊(こわ)した「皿」を修復しようとしています。この皿は、筆者の幼児から付き添ってくれた身近のものでした。捨てがたく、拙(つたな)い腕ながらも、「修復」を思い立ちました。
この作業には時間を要します。その時間は「漆(うるし)」が乾く時間です。大きい片は数ヶ月前に接着済です。今日からは、細かい破片の復元です。この作業は、丁度、考古学の「土器の復元」のようなものです。
接着剤は「漆」です。とはいうものの、当方はズブの素人です。よく解りませんが、接着剤に使う「漆」は「糊漆」のようです。「糊漆(のりうるし)」は、「やまと糊」、「漆」、そして「木粉」を加えた「木屎(コクソ)」のことです。
しかし、今回は、単に「生漆(きうるし)」だけにします。「生漆」の乾燥には結構な時間を要します。その後、再び「木屎」で空白を埋め、将来は「金継ぎ」までこぎつけようとしてみます。
