作業中に汗をかきました。今年になって初めてのことです。奥州最北端にも夏が来たようです。マイナス6℃の中、3:00起床で除雪したことを思えば夢のようです。

高校3年の夏、担任のO先生にお訊(たず)ねしたことを思い出しています。O先生は、東大法学部主席卒業です。学部主席というのは、イコール東大ナンバーワンです。

暑い夏でした。厚顔にも筆者が、「二者択一でお答えください。夏と冬とではどちらを歓迎しますか。」、の愚問を投げかけたのです。

O先生は、過去をしみじみ振り返っている表情でお答えてしてくれました。「寒さは今も命の危機と直結しています。」と。O先生は第二次大戦でのシベリア抑留者でした。

当時のことを思うと、作業中に「汗をかく」程度なんぞは、O先生には天国の次元だったのです。


「弁当箱づくり」を思い立ち、数日前から手を掛けているところです。材料の「青森ひば」は、半年ほど前に、期待する寸法にカットされた状態でY製材所から頂いています。

実際の作業は、「鉋掛(かんなが)け」からです。先日、「木端面(こばめん)」への「鉋掛(かんなが)け」を終えています。今日は、「板面(木表と木裏)」への「鉋掛け」です。

「プレナー(自動鉋)」を使います。簡単な作業です。しかし、「木目の方向」の確認は必要です。「逆目(さかめ)」にならないための配慮です。

本来?は短時間でできる作業です。その作業過程に何日も要しているのです。また、今後、「部材づくり」が終われは「塗装段階」を迎えます。

塗料は「漆」です。この作業にも結構な時間を要します。完成までには1年ほどは要しそうです。「1年がかりの弁当箱づくり」ということになります。悠長な「工作」です。

実は、「短時間」で完成させたくないのです。それは、作品が完成すれば、当面する課題を失ってしまうからです。不思議な世界に迷い込んでいます。

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2026/06/17(水) 12:39