永遠に続くのでは、と思っていた今年の「夏の暑さ」でした。しかし、いつの間にか、寒さと戦う昨今(さっこん)です。

「定家」の『見渡せば花もモミジも無かりけり浦(裏)の苫谷(とまや)の秋の夕暮れ』
のように、奥州北端にも桜花は無く、枝に残ったモミジ(紅葉、黄葉)の殆(ほとん)は彩(いろどり)を失い、散った葉は地上で朽(く)ちています。

将(まさ)に、「必殺」の、「♪春とおもえば夏が来て 夏とおもえば秋が来て 所詮(しょせん)最後は 寒い冬」の通りです。


熊が出没しています。当地の駅でも見かけたそうです。ニュースでは、「柿の木」に登っている「熊」を伝えています。

この顕著な「熊の出現」は、今年に限っての現象のようです。いくつかの理由の中に「どんぐり」の「不作」があるようです。
ある地区では、「熊の出現防止」のため、「カシやナラ」等の「どんぐりの生(な)る木」を近隣の山に植えているそうです。「熊の餌(えさ)づくり」です。
「餌)」が山にあれば、熊は市街地にまでは来ない、というプログラムです。

その最中(さなか)の、我が家の「干し柿づくり」です。吊(つ)るしている「車庫」に「熊」が群(むら)がっているのでは、と、毎朝、ビビリながら窺(うかが)っているところでした。
今日、自宅内に「柿」を移動させました。これで漸(ようや)く「安眠」できそうです。やがて、「冷凍庫」で「熟成」を待つことになります。

簡単なつもりで手を掛けた「干し柿づくり」でした。しかし、実際には手間のかかる作業でした。この歳になって初めて理解します。


「ウィークデー(平日)」の地方紙に短歌が紹介されています。それを覗うことが、このところの楽しみになっています。「詠み人」の殆(ほとん)どは、「結社」のご年配の方々のようです。今日(11/19/2025)は、次が載っていました。

『角川の国語辞典もすり切れて「老化」と診断されるのでしょう』

筆者もまた、只管(ひたすら)、「老骨」へのアプローチ(approach)中です。「鎌倉時代」の「定家の歌」同様、身につまされること頻(しき)りです。

天気予報は、向う一週間の「雨続き」を報じています。今日も朝からの雨です。しかし、昼前、青空に恵まれました。即、「銀閣寺蹲(ぎんかくじつくばい)の水」を換えてやります。

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2025/11/21(金) 09:29