昨夜半、ふと、「Danny boy」を唄いたくなりました。或(ある)いは、「ウツラウツラ」しながら聴いていた、ニュースの「ウクライナ事情」が作用していたのかもしれません。
「Danny boy(ダニーボイ)」は、半世紀以上馴染(なじ)んできた歌です。しかし、昨夜歌った時には歌詞が途切れてしまいました。或(ある)いは、「高齢」による「記憶力」の衰(おとろ)えの所為(せい)だったのかも知れません。
「青春時のエレジー(elegy・哀歌)」です。早速、「歌詞」を検索して、昔の記憶を取り戻そうとしました。やはり、昔のレポートに残っていました。簡単にまとめ直して今日の日記に載せることにしました。
「メロディー」は「ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)」、「作詩」は「ウェザリー」、「歌の舞台」は「ロンドンデリー(北アイルランド北部)」です。因(ちな)みに、UK(United Kingdom)国旗の「白地に赤」は北アイルランドの旗です。
歌詞の内容は、アイルランドの美しさと、戦場に駆り出される若者の無事の帰還と若者を待ち続ける家族の思いの表現のようです。自信の無いままそれを訳してみました。
1、 Oh Danny boy, the pipes, the pipes are calling. From glen to glen, and down the mountain side(ああ私のダニーよ。バグパイプの音色が、山々の谷間から、そして山を下(くだ)っているのが聞こえていますね。ここスコットランドは素晴らしいところです。)
2、 The summer's gone, and all the roses falling 'Tis you, 'tis you must go and I must bide(でも、夏が過ぎバラが枯れる頃には、あなたは(戦地に)行かなければなりません。そして、私は、あなたの帰えるのを待ち続けなければなりません。)
3、 But come ye(you) back when summer’s in the meadow Or when the valley's hushed and white with snow(それでも、草原が緑になる夏には必ず帰ってきてくださいね。もし、緑の夏に帰れなければ、野原がシーンと静まりかえり、雪で谷が真っ白になっている冬に帰ってきてもいいですよ。)
4、 'Tis I'll be here in sunshine or in shadow Oh Danny boy, oh Danny boy,I miss you so(明るい日でも、曇空(くもりぞら)に帰ってきてもいいですよ。私はここで(お墓の中で)待っていますからね。ああ私のダニー。あなたに会いたいです。)
※ Tis ~ it is の縮約形 ?、 ※ miss you ~ いないことを寂しく思う(家族や親しい友人に使う) ※ pipes~「バッグ(bag・袋)」と「パイプ・pipes」を合わせた語。スコットランドの民族楽器「バグパイプ・bagpipes」
徴兵経験の有無等で、イングランド人とアイリッシュ(Irish・アイルランド人)が唄う思いは全く異なるものがありそうです。日本では、「ふるさと~ウサギ追いしかの山・・・」にあたる歌なのかも知れません。
1960年のハリー・ベラフォンテが来日の折、これを切々(せつせつ)と歌いました。それを聴いた三島由紀夫(盾の番長、豊穣の海の著者)は、次の感想を残しました。『彼の歌には、悲痛な奴隷の歴史、力と陽気さ、繊細さ、悲哀、そして素朴な人間の魂があった。』、と。
ベラフォンテはニューヨーク・ハーレム生まれの黒人です。あるいは、三島は、ベラフォンテの歌に、アイルランドの歴史を見たのかも知れません。因(ちな)みに、三島が割腹し、介錯を受けたのは、その10年後の1970年(昭和45年11月25日)でした。
この歌は、やがて、アイルランドの移民によってアメリカに伝えられます。そして、1960年代の「虹とともに消えた恋(PPMピーター・ポール&マリー)」の『Shule,shule shulee-a-roo shule -a-rak-shule,shule-a-ba-ba-coo』に反映されます。
且(かつ)て、筆者も、この歌を唄いました。しかし、「シュール シュール シュラル・・・」がゲール語(古アイルランド語(ケルト語))であることを知ったのは後年になってからです。
先般、BS103で、そのケルト文化の紹介がありました。その中のアイリッシュハープ伴奏の「danny boy」と「庭の千草('Tis the Last Rose of Summer)」は圧巻でした。そして、その舞台は、やはり、山々に囲まれる、夏のアイルランドの草原でした。
昨日は「お買物の日」の土曜日でした。しかし、「雨」のため、「お買物」はエスケープ(escape)します。更に今日は、ワールドシリーズ決勝日です。やはり、外出を遠慮します。そして迎えたドジャースの優勝です。「良き哉(よきかな)」の一日でした。
今日の予報は「雨」でしたが、実際には「青空」でした。即、この機に「菊の花」を収穫しました。大きい「花」だけを「摘(つ)」んでご近所にお分けしました。
「Danny boy(ダニーボイ)」は、半世紀以上馴染(なじ)んできた歌です。しかし、昨夜歌った時には歌詞が途切れてしまいました。或(ある)いは、「高齢」による「記憶力」の衰(おとろ)えの所為(せい)だったのかも知れません。
「青春時のエレジー(elegy・哀歌)」です。早速、「歌詞」を検索して、昔の記憶を取り戻そうとしました。やはり、昔のレポートに残っていました。簡単にまとめ直して今日の日記に載せることにしました。
「メロディー」は「ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)」、「作詩」は「ウェザリー」、「歌の舞台」は「ロンドンデリー(北アイルランド北部)」です。因(ちな)みに、UK(United Kingdom)国旗の「白地に赤」は北アイルランドの旗です。
歌詞の内容は、アイルランドの美しさと、戦場に駆り出される若者の無事の帰還と若者を待ち続ける家族の思いの表現のようです。自信の無いままそれを訳してみました。
1、 Oh Danny boy, the pipes, the pipes are calling. From glen to glen, and down the mountain side(ああ私のダニーよ。バグパイプの音色が、山々の谷間から、そして山を下(くだ)っているのが聞こえていますね。ここスコットランドは素晴らしいところです。)
2、 The summer's gone, and all the roses falling 'Tis you, 'tis you must go and I must bide(でも、夏が過ぎバラが枯れる頃には、あなたは(戦地に)行かなければなりません。そして、私は、あなたの帰えるのを待ち続けなければなりません。)
3、 But come ye(you) back when summer’s in the meadow Or when the valley's hushed and white with snow(それでも、草原が緑になる夏には必ず帰ってきてくださいね。もし、緑の夏に帰れなければ、野原がシーンと静まりかえり、雪で谷が真っ白になっている冬に帰ってきてもいいですよ。)
4、 'Tis I'll be here in sunshine or in shadow Oh Danny boy, oh Danny boy,I miss you so(明るい日でも、曇空(くもりぞら)に帰ってきてもいいですよ。私はここで(お墓の中で)待っていますからね。ああ私のダニー。あなたに会いたいです。)
※ Tis ~ it is の縮約形 ?、 ※ miss you ~ いないことを寂しく思う(家族や親しい友人に使う) ※ pipes~「バッグ(bag・袋)」と「パイプ・pipes」を合わせた語。スコットランドの民族楽器「バグパイプ・bagpipes」
徴兵経験の有無等で、イングランド人とアイリッシュ(Irish・アイルランド人)が唄う思いは全く異なるものがありそうです。日本では、「ふるさと~ウサギ追いしかの山・・・」にあたる歌なのかも知れません。
1960年のハリー・ベラフォンテが来日の折、これを切々(せつせつ)と歌いました。それを聴いた三島由紀夫(盾の番長、豊穣の海の著者)は、次の感想を残しました。『彼の歌には、悲痛な奴隷の歴史、力と陽気さ、繊細さ、悲哀、そして素朴な人間の魂があった。』、と。
ベラフォンテはニューヨーク・ハーレム生まれの黒人です。あるいは、三島は、ベラフォンテの歌に、アイルランドの歴史を見たのかも知れません。因(ちな)みに、三島が割腹し、介錯を受けたのは、その10年後の1970年(昭和45年11月25日)でした。
この歌は、やがて、アイルランドの移民によってアメリカに伝えられます。そして、1960年代の「虹とともに消えた恋(PPMピーター・ポール&マリー)」の『Shule,shule shulee-a-roo shule -a-rak-shule,shule-a-ba-ba-coo』に反映されます。
且(かつ)て、筆者も、この歌を唄いました。しかし、「シュール シュール シュラル・・・」がゲール語(古アイルランド語(ケルト語))であることを知ったのは後年になってからです。
先般、BS103で、そのケルト文化の紹介がありました。その中のアイリッシュハープ伴奏の「danny boy」と「庭の千草('Tis the Last Rose of Summer)」は圧巻でした。そして、その舞台は、やはり、山々に囲まれる、夏のアイルランドの草原でした。
昨日は「お買物の日」の土曜日でした。しかし、「雨」のため、「お買物」はエスケープ(escape)します。更に今日は、ワールドシリーズ決勝日です。やはり、外出を遠慮します。そして迎えたドジャースの優勝です。「良き哉(よきかな)」の一日でした。
今日の予報は「雨」でしたが、実際には「青空」でした。即、この機に「菊の花」を収穫しました。大きい「花」だけを「摘(つ)」んでご近所にお分けしました。
2025/11/01(土)
23:51