10月末にしては、今年は寒い秋です。若い頃に読んだ詩を思い出しています。『カチリ 石英の音 秋』です。この「3行詩」は、「井上靖」が「北の海」で紹介していたようです。尤も、60年も昔に読んだ本です。極めて曖昧(あいまい)な記憶ではあります。
『稽古量だけが勝敗を決める柔道』と信じていた「四高」の「井上靖(いのうえやすし)」は、この「3行詩」と出会い、突然、作家の道に進んだといわれています。
予報では、お隣(となり)の北海道では降雪のようです。それも40cmクラスだそうです。或(ある)いは、夏が暑かった分だけ、冬は厳しくなるのかも知れません。奥州北端の今は、その「3行詩」が似合いそうです。
既に「好い加減な歳」です。このところ、あれこれを整理しようとしています。所謂(いわゆる)、「身辺整理」です。
細々(こまごま)したものは友人知人に戴(いただ)いてもらっていますが、それも、「ポツリ、ポツリ」と、です。尤(もっと)も、その殆(ほとん)どは「駄作」なのですが・・・。
とはいうものの、一向(いっこう)に捗(はかど)っていない憂(うれい)いがあります。いくつかの障害の所為(せい)のようです。そのひとつは工作室の「工具や材木」等です。実は、それらの多くは今も使っているのです。
或いは、それぞれへの未練によるのかも知れません。「康子 女史」の詠(よ)んだ詩が、今になって過(よぎ)っています。
『長き日も身辺整理はままならず 思いは残りて文に小布に(康子)』
「実生(みしょう)」から育てた「楓(かえで)」が赤くなっています。
先般蒔(ま)いた「大根」が健在です。「間引き」した「葉の油炒め」は「絶品」でした。
