突然、英語氾濫の時代になっています。筆者が英語を習ったのは、今から65年ほど前の中学校と高校時代です。今は、その頃の教科書に載っていない「単語」の時代になっているようです。

顕著なのは「釣り用語」です。テグンス(テグス糸)は「ライン(line)」、針は「hook」、竿(さお)は「rod」等です。何故、「糸は糸」、「針は針」と違うのが理解できないでいます。

「gradation(グラデーション)(濃淡の段階的変化・ぼかし・諧調・明部から暗部までの明るさ段階、変化の度合い・・・」等も、筆者の高校時分には一般的でなかったようです。

「NEWS DIG」もそうです。高校の時分、『NEWS(ニュース)は、North(北)、East (西)、West (西) 、South(南)からの情報をまとめたものだ。』と英語の先生に習いました。しかし、今は、更に「NEWS DIG」の時代です。「NEWS」は理解するのですが、「DIG」は、且(かつ)て聞いたことのない単語です。

「DIG」は『努力して調べ出す。』、「根掘り葉掘り(ねほりはほり)調べて白日に晒(さら)す。」の意味のようです。日本語で事足りそうなのです。

テレビでは「フレール」も頻繁に使われ出しています。これは、お年寄りの、「栄養不足」による体調不良のことのようです。

「フレール」は「Frail」のようです。これは、シェークスピアのハムレットの台詞(せりふ)、『Frailty, thy name is woman!(弱き者 汝(なんじ)の名(な)は 女(おんな)なり』の、「frailty」と関係がありそうです。

或いは、今氾濫している聞いたことの無い英単語も、昔と然程(さほど)の違いは無いのかも知れません。


工作室2(駐車場の物置)では、「ペン皿」の「拭き漆」と瀬戸物の「金継ぎ」の続きです。工作室1(母屋の工作室)では「銀閣寺の覆(おお)いづくり」の続きです。

今日の作業は「束(つか) 取り付け」の工夫です。今回の「束」は、「梁(はり)」と「棟木(むなぎ)」を「垂直」につなぎ、「棟木」を支える短い「柱」です。

結論は、やはり、これまで通り、「ホゾ接ぎ」にします。「ホゾ穴加工」は「角鑿(かくのみ)」、「ホゾ加工」は「スライド丸鋸(まるのこ)」に活躍してもらいます。

よく解らないのは、「垂木(たるき)」と「棟木(むなぎ)」の接続方法です。これからの課題です。「悩むこと」もまた「木工」の楽しみです。結論を簡単に出さないように、ダラダラとした作業に徹するつもりです。

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2025/10/05(日) 09:55