厳しい残暑の中、突然、秋がやってきました。暑さから一転しての、騙(だま)されたような寒さです。部屋には石油ストーブを焚き、同時に扇風機も稼働させています。
畑にも端境期(はざかいき)の様子が顕著です。ここ数日の作業は、どちらの方も、夏バージョンの作物から秋作のダイコンやカブの植え付け準備です。草刈り機のエンジン音があちらこちらから聞こえています。
そして、「ゴミ収集所」は、毟(むしり)とった草や、トマト、ナス、ササゲ等の「茎」の残骸物でいっぱいです。我が「猫の額」ほどの畑の事情も同様です。『・・・わが身ひとつの秋にあらねど 大江千里』です。
今日の「草取り開始時刻」は、薄明るくなった5:00頃から、NHKのラジヲ体操後までです。ゴミ袋15袋ほどにもなりました。このところ日課になっている、1日のイントロです。
工作室では「金継ぎ」作業です。実は、愛用の皿を壊してしまいました。もはや、好い加減の歳です。仕方が無いところです。その修復です。今日はその初日です。
「金継ぎ」は、割れた瀬戸物を「漆で貼り合わせる」作業です。数年前もやっています。しかし、この歳です。そのknow Howの細部は、既に記憶には残っていません。
結局、第一歩からの作業に甘んじます。尤も、相手は「漆(うるし)」です。完成までには1ヶ月以上は要しそうです。まだ時間は残っていそうです。何とかなりそうです。
「里芋(さといも)」の、葉の一部が枯れているようです。或いは、「採り頃」なのかも知れません。「里芋」を植えたのは人生初です。緊張すること頻(しき)りです。ご近所から、沢山の「栗(くり)」を戴きました。大きい栗です。たくさんの「ミヤマアカネ」が飛んでいます。やはり、本格的な「秋」なのでしょう。

