このところ、「熊出没」が顕著です。当地も、つい先日、中学校近辺に「熊」の痕跡があったそうです。住所は「熊谷」でした。文字通り、昔からのテリトリーだったのかも知れません。裏山の「茸(きのこ)」もそろそろ時季ですが、ブレーキのかかるところです。

「梨(なし)」の収穫のため、早朝、籠と鋏(はさみ)持参で駐車場に臨みました。しかし、全て消えています。おそらく、何方(どなた)かが先手を打ったとも思われます。丹精した「鉢植え」の「梨」です。ほんの数個の「梨」でした。落胆すること頻(しき)りです。


工作室では「貯金箱づくり」です。勿論、作業は、早朝の涼しい時間帯です。当初、1個だけつくりました。しかし、他にもつくることにしました。更に、自宅用にもつくることになりました。都合、4個にもなってしまいました。

色彩、塗料、外装、デザイン等は変えていますが、構造は何れも同じです。紐等の色は、女児はピンク、男児は緑、自宅用は黒にします。塗料は「木彫オイル」と「漆」です。そしてデザインには「螺鈿(らでん)を採用しました。

「螺鈿」の図案は、「丁子(ちょうじ・クローブ)」、「鍵」、「琴柱(ことじ・琴の弦支え)」、「花びら」、「扇」、「米俵」等です。「宝物」のオンパレードです。

「螺鈿」は、「鮑(あわび)」や「夜光貝」等の「光」る「貝」を「スライス(slice)」して「木地(きじ)」に「貼り付ける」技法のことです。「スライスした貝」は数百枚あります。「橋幸夫」も逝(ゆ)きました。残された時間で使い切ることを考えているところです。

「持ち手」には、市販の「麻縄(らしきもの)」を染めて使います。「出し入れ用の紐」は、以前つくった「太鼓」の余りを「三つ編み」にして使います。

それぞれに手間を要する作業でした。最も時間を要したのは「塗料の乾き」です。特に「漆」には1週間ほどを要しました。しかし、今のこの歳です。「手間のかかる作業」が楽しくなっています。完成後、早速、首都圏に住む孫に送りました。


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2025/09/06(土) 14:36