今日は「夏至(げし)」だそうです。明日からは、日に日に「日の出」は遅くなり、日に日に「暮れ」は早くなります。ふと、古今和歌集?の、『秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる』を思い出します。

折角、「冬」を越えたばかりです。いつまでも続いてもらいたかった「初夏」だったのに、です。そして、「必殺」の、『♪春とおもえば 夏が来て 夏とおもえば 秋が来て しょせん最後は 寒い冬』を思わせもします。


今日は「スグリ」を収穫して頂きました。「名前」を聞いただけで、ジワリと唾液が湧いてくる、あの「スグリ(直里)」です。本来?は、「ねぶた祭」の頃に似合うご馳走です。しかし、いま戴いても、極めてタイムリーでした。「カリッ」と齧(かじ)る感覚と、昔ながらの酸味が蘇(よみがえ)ってきます。


露骨な国民性の闊歩(かっぽ)が目まぐるしいです。「力なき正義は無能なり。」そして、「正義なき力も無能なり。」です。奥州北端に棲息(せいそく)している老骨にはよく解らない世界が展開されているのです。

① メーフラワー(mayflower号)でイギリスを脱出し、新天地を求めた集団が、native(土着民)を抹殺し、市民権を得ました。それらガンマンが、今、他国からの移民を追い出しています。
② 現在の核保有国は、米・ロ・仏・英・中・印・PAK(パキスタン)・ISR(イスラエル)・PRK(北朝鮮)のようです。その核保有国のイスラエルが、核武装しようとするイランに先制攻撃を加えました。それに加担し、アメリカも、昨日、イランを攻撃しました。理由には、アジア東端の「核」の取り扱いを誤ったことがあると言われています。或いは、太平洋戦争で自滅した理屈も同様であったのかも知れません。
③ そのことについての日本のリーダーの「言」が頓珍漢です。最初の「暴力を否定します。」が、次には、その舌の根も乾かないうちに「暴力にを肯定します。」に変換していました。今後の日本の行く末が思いやられます。
④ ロシアが、ウクライナを蹂躙(じゅうりん)しています。その名目は、「且ての領地の回復」のようです。やがて、成吉思汗(じんぎすかん)、ナポレオン、アレキサンダーの時代に戻そうとする勢力も台頭(たいとう)しそうです。
⑤ 国会では「税金引き下げ」の議論が盛んでした。しかし、「税」と「国の施策」のバランスの論議にまでは及んでいないようです。
⑥ あれほど議論された「地球温暖化対策」の取り沙汰が全くされなくなっています。或いは、地球の行く末よりも、目先の損得を優先する時代になったのかも知れません。
⑦ 地元地方紙(T日報)が貧困化しています。特に文芸欄は惨憺(さんたん)たるものです。困ったものです。

既に、好い加減な歳です。「感覚」も「文作能力」も、日に日に「頓珍漢(とんちんかん)」になっていることに気づかされています。
2025/06/23(月) 15:47