昨日は「パラパラ」ながらも、雨に恵まれました。「パラパラ」であっても、朝夕の水遣(みずや)りを欠かせない老骨には歓迎すること頻(しき)りでした。
一転して、今日は、「抜けるような青空」です。June bride(6月の花嫁) ではなく、June bright(6月の輝き)です。
即、今日も園芸作業を楽しみます。主要テーマは、やはり、「草取り」です。この季節の「草」は、いくら取り除いても次々に「湧(わ)」いてきます。アスファルトを突き破って出るほどのエネルギーを持っているのです。
それでも、とり続けることで、やがては、その一切は視界から消え去ります。不思議な世界です。
とはいうものの、「草」にはとり頃があります。往々にして、強い「草」は、地表に出ると同時に「花」をつけています。そして、間もなく「種」をつけます。その「種」が拡散する前に摘まなければ、天文学的な作業量になってしまいます。
「何だ彼だ(なんだかんだ)」の葛藤(かっとう)を経て、そして、完璧には遠いものの、このところ続けてきた「草取り」は一段落を迎えました。結果はやはり散髪後のように「さっぱり」としたものに変貌(へんぼう)しています。
他方、先般植えた「苗」の何れも極めて順調な成長を見せています。そろそろ「追肥(ついひ)」の時期のようです。今日は、「施肥(肥料やり)」を断行します。
肥料の「三要素」は、「窒素・リン酸・カリウム」と言われています。因みに、「窒素」は「葉」、「リン酸」は「実」、「カリウム」は「根」の成長を助長するようです。
それらを混合した「化成肥料」は、既に「苗の植え付け」前に「土」に混ぜ込んでいます。今日は、新たに「木灰」を追加することにしました。
繙(ひもと)くと、「木灰」の成分は主に「石灰(カルシュウム)・リン酸・ケイ酸・カリウム」で、その効能は植物の生長を助長する、とありました。
因(ちな)みに、「窒素・リン酸・カリウム」を日本人の食事に例えるとき、「穀類や肉等」の「エネルギー源」に相当するようです。
それに対して「木灰」は、「昆布・野菜・塩分・糖分・等」に該当するという説があります。これが「焼畑農業」がなされる所以(ゆえん)のようです。
因みに、「大豆」を主食とする山岳地方には、「喉頭癌」が多いそうです。その理由に、「海藻」の摂取の困難さがある、という説があります。
「木灰」は、「工作室の薪(まき)ストーブ」の中に収まっています。それを「撒(ま)」くことにしました。
他の「栄養源」には「酢水(すみず)」もあるそうです。学校で習わなかった世界に初めて触れているところです。今になって、深遠(しんえん)な世の中の一端に触れようとしています。