曇天(どんてん)ながらも雨のない日です。今日も、園芸作業を楽しみます。テーマは、「万年青」の「草取り」です。

この「万年青(おもと)」は、7~8年前、庭の「万年青」の脇芽を「欠(か)」き、鉢に植えていたものです。それがいつの間にか大株に育っていました。

元々(もともと)は、「斑入り」でした。しかし、移植の作用の所為(せい)か、白い「斑(ふ)」が明確でなくなっています。それでも130年以上、我が家に連れ添った文化です。

折に触れ存知よりの方々に貰(もら)っていただいています。それでも80鉢ほどは残っています。歳も歳です。そろそろ、「嫁入り先」を考えてやる必要がありそうです・・・。

文字通り、「万年青」はいつも緑です。縁起の良さから、徳川家康が好んだ、の説があります。或(ある)いは、江戸幕府が長く続いた原動力であったのかも知れません。

今日は日曜日です。散歩する方々がいつもより多く、拙(つたな)い草取り作業をご覧になる方が多くいました。

中には、怪訝(けげん)な顔で、そして物珍しい面持(おもも)ちで、作業の成り行きをご覧になっている方もお出ででした。

「どうぞお持ちください。」と勧めましたが『置き場所がありません。』と、遠慮します。

億劫(おっくう)だった「万年青の草取り」でした。しかし、実際には、ほんの2時間ほどでやり終えます。

他方、「猫の額(ひたい)」ながら、「畑」もまた劇的に変化を見せています。「マンズなるササギ」の先端は網(あみ)に絡(から)み始めています。

「イチゴ」は、小さいながらも、赤い実が生(な)っています。トマトも、まだグリーンながら、たくさんの実をつけています。ワクワクさせられている初夏です。


『 いかにせむ 山の青葉になるままに 遠ざかりゆく 花の姿を(俊恵) 』


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2025/06/08(日) 00:48