昨日(2025/2/20)の早朝の降雪量は皆無でした。必然的に「除排雪」の必要は無し、で、優雅な朝を迎えました。しかし、やがて、明るくなるにつれ、引っ切り無しの雪に変わります。結果は、15cmほども積もりました。
それは、「春の雪」らしく、「上から垂直」に落ちてくるフレークの大きい「濡れ雪(ぬれゆき)」です。しかも、「暖かさ」を感じさせる雪です。結局、昼の除雪になります。
除雪の帰り、I女史の料亭に寄ります。話題は、『ゆふすげ』から「豊穣(ほうじょう)の海」になり、やがて、「盾の番長」や「月修寺」等に及びます。
更に、横尾忠則の、『松ヶ枝に積む春の雪 かくも清顕(きよけ)き和魂(にぎみたま) 防衛(まもら)ず何の文化ぞや 盾の番長 阿頼耶識(あらやしき)』にも及びます。
このところの工房のテーマは、「マラカス(maracas)」の「袋づくり」です。しかし、ここ数日の作業は無し、です。徒(いたずら)に、「悩むだけの」時間だけが過ぎています。それもまた良し、とすべきのようです。
曖昧(あままい)な記憶ですが、「悩む時間」の「必要性」は、「漱石(夏目そうせき)」の、「三四郎」、「それから」、或いは「明暗」かの何(いずれ)かに登場していたようです。それは、『行動の効果意思には、「悩む時間」が必須だ。』の「理屈」だったようです。
工房の隅(すみ)から、「レザークラフト(leathercraft)」にかかわる、「あれこれ」を物色します。しかし、困ったことに、それらの使い方や組み立て方等を失念しています。この解決には、やはり、「試行錯誤」に頼る意外にはないようでした。
最大の関門は、「袋全体の構成プログラム」の如何(いかん)です。理想的には、「合理的で単純」なものを目指したいところです。しかし、それが何であるかがイメージ(image)できないでいるのです。そのことが「悩まなければならない時間の確保」に至らしめているようです。
これまで、「縫(ぬ)い」、「接着剤」、「ホッチキス」等を検討しました。しかし、他に「チャック(chuck)・ファスナー(fastener)」も候補に挙(あ)げて良さそうだ、とも考えているところです。「悩む時間」は、もう少し続きそうです。
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