30年来の雪の量だそうです。しかし、あれほど「ノンノン・ノノノノ」と降り続いていた雪も、この暫(しばら)くは、沈黙を保っています。路面には一切の雪は無く、夏の様相を呈しています。老人だけの住まいには「良き事頻(しき)り」です。
因(ちな)みに、「ノンノン・・・・」というのは、「雪が頻(しき)りに降る」状態を更に強調する「副詞」です。今は使うことの殆(ほとん)ど無くなった?ものの、筆者が子供時代には日常使われていた「文化」です。
降雪は無いものの、駐車場の車の通るルートは、圧雪によって8cmほどの厚さにカチンカチンに凍(こお)っています。昨日、それを「ツルハシ」で割り、剥(は)がし、地表を露出させました。その作業中、あちらこちらのお宅からも、「カツン、カツン」と、氷を砕く音がしていました。やはり、「春を待つ思い」は、皆さん同じなのでしょう。
LA(ロサンゼルス)の「wildfire(山火事)」は大変なようです。テレビニュースでは、閑散としたチャイニーズシアター前やユニバーサルスタジオ等を紹介していました。
LAには6~7回ほどお邪魔しています。その記憶が残っているだけに、そのニュースにはリアル感がありました。
前後しますが、筆者がロスに行くのは、大抵11月末です。その時節では、太平洋を越えて大陸上空にさしかかると、機内左方の窓から見下ろすロスの山は赤茶けています。その山が、微小の雨を得て緑に変わるのは冬です。今回の山火事は、その「雨期の前」に発生したようです。
1月も中盤になりました。厳しい冬ながらも、あちらこちらに「春の気配」が感じられます。今日は、季節を先取りして、「甘酒(あまざけ)」をつくってみました。この時期の我が家の文化です。「えも言われぬ微(かす)かな甘さ」が昔を思い出させてくれました。