奥州最北端では「快晴」が長く続いていました。しかし、昨日は「薄曇(うすぐも)り」、今日は時折小雨の混じる曇り(くもり)です。
尤も、「快晴」、「晴れ」、「曇り」、「薄曇り」等の「定義」はよく解らないでいるところです。実は、これらそれぞれには定義があるようですが、筆者の知っているそれと今の気象庁の常識とでは違っているようなのです。
それは、今流行(いまはや)りの「マイナンバーカード」の在り方と似ています。それは、何時、どのような変更がなされたかのお知らせの無いままに変更されているのです。
天候区分について、何でも知っているWEBにお訊(き)きしてみます。Wikipedia(ウキィペディア)では、快晴~雲の量が1割以下、晴れ~雲の量が2割以上8割以下、曇り~雲の量が9割以上(中下層雲が上層雲より多い)、薄曇り~雲の量が9割以上(上層雲が中下層雲より多い)となっています。
いくつかの不思議さがあります。特に、「日本晴れ」が削除されていることです。以前は、青空の片隅に若干程度の雲がある状態を「日本晴れ」、と分類されていた筈なのです。
それが今は、気象用語には無く、単に、お目出度い日が「日本晴れ」なのだそうです。雨の日の「日本晴れ」もあることになります。まことに、違和感のある文学的表現です。
「マイナンバーカード」も然(しか)りです。実は、これまで数十年、お世話になっていた病院から『9月からは、「マイナンバーカード」がなければ10割負担の会計になります。次回からはカードを出してください。』と脅(おど)しをかけられました。
その後、頑張ってカードを取得しました。それを持参して別の病院に行ったところ、『当病院ではカード対応はしていません。』と、これまでの健康保険証の提出を求められました。しかし、その折は、逆に、保険証を持参していなかったのです。困りました。
それについて、「カード」の担当者(K大臣)から、急遽、その運用再考の発表がありました。どうやら、選挙対策のためのであったようです。気象庁から「日本晴れ」の用語が消えたこと同様、困った世の中になったものです。
「北の都」では、それら雑音とは無縁の生活に浸(ひた)ろうとしています。「瓢箪(ひょうたん)」を収穫しました。近い折、「ひょうたんごっこ」を注入するつもりです。「ドライフルーツづくり」は、「オレンジ」への挑戦です。既に老骨です。芭蕉の『旅に病んで・・・』ではありませんが、夢だけは、あちらこちらに飛び回ることができるのです。