今日は土曜日です。既に「好い加減な歳」になってはいても、奥州最北端の土曜日は憂鬱です。実は、毎日の楽しみの一つが、朝刊に載る「短歌」に触れることです。しかし、当地の新聞には、土曜日に限って、その掲載が無いのです。

「短歌」は、各地それぞれの「結社」がまとめた作品が載っているようです。その結社の皆さんが、先生から「お題」を貰(もら)って作品をつくるようです。それぞれの作品の新聞発表までには、結構な時間を要するようです。「春」の「お題」は「夏」の新聞に載ります。

しかし、その「歌」には、ご時世が反映されています。そして、ご年配の皆さんの「心の中(うち)」も反映されています。いわば、時代を映す「鏡」のようなものです。

短歌との出会いは、学校の「古典の時間」の頃でした。特に、「西行法師」を読み漁(あさ)った記憶があります。それを契機に、北の地方紙(T日報)の「短歌の欄」を見続けることになりました。

印象深い歌は次です。尤(もっと)も、最近とはいうものの、その歌と出会ったのは、今から6~7年ほど前です。それは、『夜更けの風呂に浸(つ)かりハミングの仮装行列 眼を閉ぢながら』です。

因みに、仮装行列は Cumparsita(クンパルシータ)のことです。作者は「M.N氏」でした。WEBで検索してみると、昭和2年生まれの「津軽の方」でした。『夜更け・・・』の歌は91歳頃の作品のようです。

日本でタンゴが流行(はや)ったのは昭和25年頃です。それは、彼が二十歳(はたち)代の頃の勘定になります。『夜更けの風呂に浸かり・・・・』の歌からは、若かりし頃に出会った「ラ・クンパルシータ」は、90歳を超えても、つい、口遊(くちずさ)みたいほどの人生の一部になっていたことが窺えます。

残念ながら、所詮は「北の広報誌」のセンスです。「短歌」等の「文芸」なんぞよりは、スポーツ情報の方を優先しているようです。他方、テレビでは、「ブレーキン(BREAKING?)」や「スポーツクライミング(SPORT CLIMBING)」のオンパレードです。またまた浦島太郎の世界です。困ったことです。


鉢植えの「梨(なし)」が生(な)っています。しかし、それらが次々に落果しています。数個の「千成(せんなり)びょうたん」が確認できます。

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2024/08/10(土) 11:06