今日の午後、蝉(せみ)の鳴き声を聞きます。油蝉(あぶらぜみ)のようです。今年はじめてのことです。やはり、季節が巡(めぐ)ってきたのでしょう。

南で発生している線状降水帯を心配しています。事なきを祈るところです。他方、奥州最北端の当地は水不足を憂いています。ご近所の年配の方が『雨が欲しいですね』と訴えながら、朝晩の「水遣(みずや)り」をしていました。


今日も「起きしな・・・(起きてすぐに)」、工作室に入ります。先日依頼された「看板の手直し」です。メインテーマは、「漆の重ね塗り」作業です。とはいうものの、「漆の乾き」が遅く、困っているところです。

実は、「漆の乾き」は「高温多湿」に負っています。ところが、現在の奥州北端は、気温の条件は満たされていますが、湿度が低く過ぎるようなのです。原因は、このところの晴天続きのようです。

現在「漆の乾き」を待っているのは「看板」の他「食器盆」、「金継ぎ」等です。「食器盆」に至っては、4日前の「拭き漆」がまだ乾かないでいるのです。その低い湿度のフォローは、時折の「霧吹き」に委ねることになります。しかし、本物の「雨の恵み」には勝てないようです。一日に10回ほども「吹」いてやります。・・・ま、いいか。

更に、今になって、「再生プログラム」の間違いに気づきます。実は、今回の作業を「書いている文字の確認」から始めました。半世紀以上も風雨に晒(さら)され、何が書かれていたかが不明であったからです。「文字の再生」はその後でした。

しかし、本来は、「木地(下地)調整」から始めるべきだったようなのです。結局、「木地(下地)調整」を後回しにしたことで、「文字の再生」中に「木地」の「汚れ」や「垢(あか)」等が浮上し、醜い仕上がりになりました。

とはいうものの、「漆の重ね塗り」は既に4回目です。今となっては、このまま進行する外は無さそうです。尤も、数メートルも離れて見る看板です。その醜さに気付かれる心配は無さそうでもあるのです。

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2024/06/22(土) 10:18