昨夕の予報では、夜は雨の筈でした。ここ数日、雨の無い折です。期待するところ頻(しき)りでした。しかし、降るには降ったものの、短時間でパラパラ程度でした。

それでも、今朝の畑には雨の気配が残っていました。良き哉、です。とはいうものの、向こう一週間は晴れの予報です。即、今日から「水遣(や)り」に勤めることになります。


今朝も夜明け後に「第二工作室(駐車場の物置小屋)」に籠(こも)り、あれこれを楽しみます。まず、「名札」をお届けする支度(したく)です。

その後、作業の準備です。今日の課題は、「食器盆」の「手直し」です。これは、2年ほどをかけて鍛えてきたものです。しかし、先般、「蒔絵(まきえ)」を急いだ結果、不満足なものになったのです。そのフォローです。

兎に角(とにかく)掃除です。特に今日の課題は「塗り」です。作業の前に、必要なあれこれの準備が必要です。具体的には、朱漆、生漆、テレピン油、筆、拭き紙、置台等です。そして、何よりも空間づくりです。

その後、「塗り直し」をしなければならない箇所の確認です。そして、その箇所が解るようにマスキングテープを貼ります。塗り忘れ防止のためです。その作業と前後して、醜い箇所を中心に、「サンドペーパー」をかけます。これは、「醜さ」の削除とともに、これから塗る「漆」の「食らいつき」の強化のためです。

その後、「漆の攪拌(かくはん)」です。「朱漆(しゅうるし)」、「生漆(きうるし)」、そして「テレピン油」を混ぜます。「テレピン油」は、「漆」の滑らかさを得るためです。それを筆に含ませて、必要な面に豪快に塗ります。「塗の塗り残し」が無いように、あちらこちらを何度も確認し、筆を往復させます。

そして、愈々(いよいよ)、「拭き取り」です。「漆」は拭き取っても薄い膜(まく)が残ります。その膜を積み重ねることで、堅ろうで美しい仕上がりになります。これには、漆問屋から調達した専用の紙を使います。布のように柔軟で丈夫な紙です。「塗り跡」に「縞(しま)」が残らないように、丁寧に拭き取ります。

気を遣うのは、不要な箇所に「指紋」等を残さないことです。この工程は、いつも、今回が最終回だ、と思いながらの作業になります。「拭き取り」後、置台(単なる木の棒)に載せ、その上に「拭き紙」をそっとかけてやります。「埃(ほこり)」防止のためです。そしてそのまま2日ほどの時間を与えてやります。

要した作業時間は、後始末を含めて30分ほどでした。

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2024/06/17(月) 15:12