寒い日が続いています。とはいうものの、冬の寒さとは異なる春の寒さです。寒さは老いた身に厳しく、今日もまた外出を遠慮します。
籠(こも)ることで潤沢(じゅんたく)な時間に恵まれます。その使い道を、今日も「ボンゴ、コンガづくり」に費(つい)やします。この課題に取り組んでから、既に一ヶ月以上も経ちます。
今日の主題は、制作最終段階の「皮張り」です。実は、この「皮張り」には数日前から取り組んでいます。「ボンゴ、コンガづくり」の最も主要な工程です。「皮張り」の如何が叩(たた)いたときの「音色」に反映するからです。その「仕掛け」が解らなかったのです。
「皮」の「張り」が甘ければ「ボン」と低い音になり、強く張ると「カン」と金属的な音色を発します。その「皮の張り加減」は、「紐(ひも)」の「締め付加減」でコントロールします。当初、そのメカニズムが解りませんでした。
多くの作品は、つくる過程に「秘密」めいたものが隠されているようです。しかし、その「秘密」は、失敗を繰り返すことで、次第に「正体」を露呈する傾向があるようです。
その過程が、作品づくりの最も楽しい瞬間のような気がします。丁度、数学の因数分解に似ているのです。今日もまた、楽しい瞬間と出会うことができました。





