客観的、デジタル的気温は高いものの、それはアナログとは離れた世界です。家に籠(こも)っている身には、依然とした寒さです。

このところ、「ボンゴ、コンガづくり」を楽しんでいます。尤も、その作業時間は日に2時間程度です。進捗(しんちょく)のスピードは極めて遅々としたものです。ゴールを急ぎたくない思いがあるのかも知れません。

今日は、「皮の貼り方」の確認です。「皮の貼り」の程度によって、叩いたときの音の高低が左右されます。その「皮の貼り」は、上下のリングを「引っ張る」ことで調整します。上部のリングには2本、下部に1本使います。

以前、南アでは、上下のリングを「引っ張る」仕掛けに「紐」を使っていたようです。しかし、現在、世界的には、「ターンバックルのようなもの(ネジの回転)」が主流になっているようです。

今回は、「紐(ひも)パターン」にしてみます。今日は、そのリングの設定の確認です。これは以前にも数回試みています。しかし、結構、手応えのある難問です。そのひとつが「紐の太さ」と「紐の結び方」です。

試作での太さは、「直径5mm」でした。しかし、不都合があり、今回は、上下のリングに「4mm」、「締め付け用」に「5mm」を使ってみます。

問題の二つ目は「紐の結び方」です。先日までは「さつま編み」を考えていました。しかし、「熱加工」に変更してみます。実は、「紐の成分」が「ポリエステル」です。「カッチャマン?」で熱し、圧力を加えるだけで簡単?に「くっつく」のです。結局、「さつま編み」の美しさよりも実利を優先させたことになります。

この「ボンゴ、コンガづくり」は初めての試みです。畢竟(ひっきょう)、いつも、いつも「試行錯誤」の連続になります。しかし、ゴールに近づくための有効ルートは「試行錯誤」だけが最も有効のようです。そして、作業する側には、それが楽しい瞬間なのです。簡単な問題は解きたくないのです。

それでも、ゴールが近づいてきていることを感じてしまいます。困ったことです。


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2024/03/28(木) 11:47