書斎の椿(つばき)が綻(ほころ)んでいます。昔、小学校一年生の国語の教科書の最初は『サイタ サイタ サクラガ サイタ』だったことを思い出しています。

その記憶をご年配の方に話したことがあります。かつて「朝鮮」に居たことのあるご婦人です。彼女は、『朝鮮の教科書はサクラではなく、サイタ サイタ レンギョウガ サイタ でした。』と教えてくれました。お隣の国の「春一番の花」は「桜」ではなく「れんぎょう(連翹)」だったのです。

「一般的に、春一番」といわれる花はたくさんあります。梅(うめ)、海棠(かいどう)、沈丁花(じんちょうげ)、桃(もも)、満作(まんさく)、桜(さくら)、連翹(れんぎょう)等々です。それらのどれもが「一番」なのです。素晴らしいことです。

今日、昨日の「椿」が更に開花しています。


先日、我が家にも「高潮ハザードマップ」が届きました。「高潮」というのは、海水が陸上に侵入する「津波」のことです。能登半島地震はじめ気象災害の折です。つい、その「高潮ハザードマップ」を開いてみます。

それによると、海岸近辺の住人には、「避難先は海岸。」のご指導です。具体的には「道の駅」や「緑地遅滞」等です。その場所は堤防の無い海に隣接する「海抜1m地帯」です。

当地区は、全国からの旅行客がお見えです。津波の避難先に海岸を指定していることには、やや?無理がありそうです。そこには、行政の無頓着さ、無能さ、傲慢さ等がありそうです。


尤も、奥州最果ての地です。住民は、これまで通り、避難先を海岸にしたところで、誰も信用することは無く、自力で脱出方法を考える以外には無いのです。困った行政です。それにしても、立派に印刷された「ハザードマップ」です。


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2024/03/27(水) 13:55