数日続いた雨が上がり、久しぶりの青空を仰ぎます。青空は創作意欲を増してくれます。このところの朝の日課は、「食器盆」への「漆塗り」です。「食器盆」は6枚ほどつくりました。その中の何枚かを「漆仕上げ」にすることにしました。

これまで何回もやっている作業内容です。トラブルは無い筈でした。しかし、梃子摺(てこず)っています。その原因は、「木地づくり」の段階で拙(つたな)さがあったからのようです。

実は、「底板」と「側板」の合わせに、微かながらも「隙間」があり、その処理をしていなかったのです。その「ツケ」がどこまでも追いかけてくるのです。本来?その「すき間」解消には「麦漆」や「コクソ」等の「埋め材」を用います。

本来?それは「漆」と「砥の粉」を練ってつくります。その段階に「手抜き」があったのです。実は、「埋め材」に「ヒバの微粉末」と「木工用ボンド」を使いました。その結果、ボンドが「漆」を「はじいて」しまうのです。何回もの「行きつ戻りつ」の「工程」を経ることになったのです。

それは「生漆(きうるし)」をかけ、それを「拭きとる」そして磨く、の繰り返しです。因みに「生漆」というのは木から採った段階の「漆」のことで、「コーヒー牛乳」のような色をしています。今日は、「呂色仕上げ」です。これは、「オリーブオイル」と「磨き粉」での磨き作業です。

完成に近づくにつれて、「拙(つたな)さ」が浮上してきます。


20231023-110532.jpg
2023/10/23(月) 11:04