昼、除雪の要請を受けてタイヤショベルを駆ります。料亭の駐車場です。ここ1週間ほどの積雪量は少ないものの、硬く締まった雪です。そして、部分的にバリバリと凍っていました。友人のT氏もかけつけてくれました。
籠る中、今日も「荒城の月」を翻訳しようとしています。勿論、歌詞は土井晩翠による日本語です。そして誰もが歌える歌です。しかし、その意味となると難解なものがありました。誰も教えてくれなかった世界だったのです。
今日は、二番について考えてみました。「秋陣営の霜の色 鳴き行く雁の数見せて 植うるつるぎに照りそひしむかしの光 今いづこ」です。
この中では、特に、「・・・雁の数みせて」と「植うるつるぎに・・・」が曖昧でした。この機会に、無理やり、訳そうとしてみました。
季節は秋、場景は戦国時代の「出陣前夜」の決起集会のようです。
『霜の色 鳴き行く雁の数見せて』は、「霜に反射した月の光は、啼きながら空を渡る雁の姿までもクローズアップするほど皎々(こうこう)としていた」となりそうです。
次の『植うるつるぎに照りそひし』は、「(気勢を挙げている兵士がかざした)つるぎ(剣や槍の穂先、鉄砲の銃身等)に月光があたっている。或いは「武具立て」に整然と建てかけた剣や槍が月光に照らされている様子、とも考えられます。
そして、「昔の光いまいづこ」は、一番同様、「あれほど力強かった月の光は、今は何処(どこ)へ行ってしまったのか」。となりそうです。
恥を忍んでの「迷訳」に、気の重い日が続いているところです。