昨日は「豆まき」、今日は「立春」です。「活動弁士」をして『ああ春や春、春南方のローマンス』と言わしめた憧れの瞬間です。

今朝も除雪を余儀なくさせられます。除雪作業を未明の頃としています。しかし未明の頃は、事情が許せば、惰眠を貪(むさぼ)っていたい時間帯です。

除雪機出動の目途は積雪10cmほどの時です。しかし、玄関前は10cmでも、「吹き溜まり」では40cm以上の時もあります。あれこれの思いの錯綜が、つい、作業の決断を鈍らせます。「除雪」の意を決して早起きしても、除雪するには及ばない積雪量であればどうしよう。逆に、除雪には及ばない積雪と思っても40cmであればどうしよう、と考えてしまうのです。「子規(しき)」の『いくたびも雪の深さを尋ねけり』をよく理解できる奥州最北端の「立春」です。


立春は、三角関数 y=cosxに似ているようです。x=0°のときyは最大値「1」をとり、x=180°のときyは最小値「-1」をとります。xは時の流れ、yは気温です。尤も、60年近くも昔に習った数学です。自信の無いこと頻(しき)りですが・・・。

「立春」は、このx=180°の瞬間にも思えます。この極値を経た後、yは突然増加関数に変わり、最大値の「夏至」にひたすら向かいます。今はその刹那(せつな)です。極寒とはいえ、ウキウキした心持に満たされます。しかし、やがてx=90°、y=0の「春分の日」、そして「秋分の日」、その後再び最小値の厳冬に向かうことをも思わせてもします。或いは、この不条理の繰り返しが人生の「味」というものなのかも知れません。
2023/02/04(土) 15:22