「山桜」が手に入りました。それを材料に、「カホン(cajon)」をつくろうとしています。これまで、「青森ヒバ」と「ケヤキ」でつくってきました。それぞれに、それぞれの風合いがあります。同時に、「山桜」にもその素晴らしさがあります。

「山桜」は「雑木(ぞうき)」に分類されるようです。やや諄(くど)い話になりますが、「雑木(ぞうき)」の定義は、「人の手で植林され管理された以外」の樹木のようです。「クヌギ」、「コナラ」等、一般的に、「広葉樹」が多いようです。それに対して、「人の手によって育てられた樹木」には「針葉樹」が多いです。「杉」、「ヒノキ」等です。

極めて失礼なことですが、どうやら、「雑木(ぞうき)」の語源は、建材としての利用価値や経済的価値が低い樹木、にありそうでうです。そのため、今は、「雑木(ぞうき)」ではなく、「雑木(ざつぼく)」と称する運動があるようです。

一般的に、「雑木」は「重く、硬い木」です。昔から家具材につかわれているようです。ある意味では、鍛えた作品をつくるには、むしろ、「雑木」が適しているのです。
その「山桜」を使った「カホンづくり」、です。

今日は、箱のコーナージョイントの確認です。本来?は、「カホンづくり」が目的ですが、その制作過程で、いくつかの「コーナージョイント」を試そうとする目論見もあります。

そして、先日、「机上」でつくった「ジグ(治具・jig)」の確認の日でもあります。少し?緊張が伴う工程です。

「竹籤(たけひご)」と「丸棒」で試してみます。問題点は、ドリルビットの出口の「バリ」と、期待する位置への「穴あけ」でした。結果的に、何とかなりました。やはり、「ジグはジグ」でした。


話は飛びますが、「桜」は、多くの人を魅了し、歌に残させています。

いくつかの思い出す歌は、
『行(ゆ)き暮れて 木(こ)の下かげを宿とせば 花や今宵(こよい)の主(あるじ)ならまし』
『さざ波や 志賀の都は荒れにしを 昔ながらの 山桜かな』
(平忠度(たいらのただのり・1144~1184))

『何となく 君に待たるる心地して 出でし春に 夕月夜かな』
(与謝野晶子・1878~1942)

『風さそう 花よりもなお われはまた 春の名残を いかにとやせん』
(浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)・1688~1704)

しかし、おそらく、これらには、西行法師(1118~1190)の
『なにとなく 春になりぬと 聞く日より 心にかかる み吉野の山』
が見え隠れしています。特に、与謝野晶子の『なにとなく・・・』は、西行が取り組んだ世界でもあったようです。

そして句では
『散る桜 残る桜も 散る桜』
(良寛(1758~1831)) です。


結果的に、今回の課題は、予定以上の成果を得ることができたようです。


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2022/08/20(土) 08:45