朝、ご連絡をいただき、Y製材所にお邪魔します。
実は、「桧葉(ヒバ)」と「桜(サクラ)」の製材をお願いしていたのです。「ヒバ」は、製材所に保管している乾燥済みを挽(ひ)きました。「役物」です。これは、来年の「ねぶた祭」の記念品の材料で、他から依頼されていたものです。使うのは来年ですが、支度は今からです。
他方、「サクラ」は、山から伐り出したものを、5~6年ほど外で自然乾燥させ、その後、大きく製材して室内で乾燥させていたものです。今回、それを、長さ3尺、厚さ4分と5分に挽(ひ)き直しました。「素直な逸品」です。これは、個人の工作用材料として、生涯の楽しみになります。
「サクラ」は、「ケヤキ」同様、重量のある材です。使うのは初めてだったようです。鉋掛け(かんながけ)と塗装を経て、どのような「風合(ふうあ)い」になるかが楽しみです。家具にしたらどうか、楽器にしたらどうか、と、気が逸(はや)ります。
「杉(スギ)」も頂いてきます。これも「柾目(まさめ)」の「役物」です。「柾目」というのは、「波形(なみがた)」の「板目(いため)」の逆の挽(ひ)き方で、「木目(もくめ)」が縦に並行に通る「透心縦断面」の「材」です。これにも「気が逸り」ます。
「年々に わが悲しみは深くして いよよ華やぐ いのちなりけり」なのでしょうか。
しばらくは、暑さと陽光から退避しての工房生活が続きそうです。扇風機を回し、ラジヲを聴きながらの優雅な時間を堪能できそうです。困るのは、やがて始まる「野球中継」です。

