
一日中の曇天です。陽射しがない所為か寒く感じます。工房では薪(まき)ストーブ、座敷では石油ストーブを焚(た)きます。『春は名のみの・・・』なのでしょう。そういわれれば、今春は、まだウグイス(鶯)の声は聞いていなかったのです。
今日の課題は工房内の掃除です。その内容は整理整頓が主です。まず、乱雑になっている材料の編集です。同じ種類同士をまとめるだけです。丁度、数学の整式の、「同類項」をまとめるプロセスに似ています。
いつも使っている狭い工房です。何が何処に収納されているかは隅々まで解かっている筈です。しかし、右のものを左に移動する過程で、極めて新鮮な情報に出会います。その中に、3寸5分の角材があります。実は、以前、工房を作った際の建材の残りです。あることを完全に失念していたのです。実は、ベンチの脚の材料として新しく購入しなければならないと思っていたのです。
本来は、毎日、作業の終わりにすればいつもスッキリしていられる筈です。それが出来ないのが凡人の性(さが)です。とはいうものの、少年の頃は、身の回りの宝物については、微細に及ぶ情報でも記憶していたものです。

それを、全く失念していることが不思議です。おそらく、これが増幅されたものが「認知症」なのかも知れません。そして、或いは、その治療薬が「大清掃」なのかも知れません。
同様に、つい先日蒔いたばかりの種が何であったかを思い出せないでいます。蒔いたのは、パセリ、万能ネギ、ミニチンゲンサイ、ニラ、セルリー、そして二十日ダイコンの4~5ュ類です。その何れだったかが思い出せないのです。或いは、重症なのかも知れません。
知人から「ワラビ(蕨)」をいただきます。茹(ゆ)で方も教えていただきます。「木灰(もくばい)」を使う方法です。「木灰」を入れた熱湯に浸すだけの簡単な方法です。結果は、緑のワラビに仕上がります。