
朝からボワーッと暑いです。今年になってはじめての生暖かい風です。やはりね日中は28℃にもなります。本州最北端としては、一夏に何回あるかの暑さです。
朝食後、裏山に入ってみます。目的地は、数年前にY製材所が伐採した場所です。「青森ヒバの枝」の採取のための様子見です。今年になって初めて走る道路です。事情がどのように変わっているかわからないのです。
空間的距離は然程ではないのですが、山道の大きい石のため、ゆっくりと走ります。時間的距離は片道20分ほどです。緑の山はシーンと静まりかえっています。その中に2台のカブを見かけます。おそらく、「ミズ〈ウワバミ草〉」を採っているようです。
目的地近くに、突然、赤い「スズランテープ」が張られています。通行を止めるサインです。車から降りて窺がうと、やはり、道路の一部が無くなっています。陥没か流されたのかは解かりませんが、2m近くも掘れています。それ以上車ですすむことは無理です。即、Uターンします。

実は、「熊」が心配されるのです。山に詳しいY社長は『大丈夫ですよ。』とはいうものの、作業の時は車を近くに置き、エンジンをかけたまま、そしてラジヲのボリームを上げた状態にしたかったのです。車から離れた場所での1人の仕事は、とても無理のようだったのです。
この「青森ヒバの枝」は「シンデレラの馬車」の車輪となるものです。これまでの作り置きが底をつき、あらたにつくる必要があったのです。自力でなければ、入手できない貴重品だったのです。親鸞上人〈しんらんしょうにん〉の『明日ありと思う心の・・・』ではありませんが、山の陥没は、丁度、仇桜に吹く夜半〈よわ〉の嵐のようなものでした。しかし、やがて道路は補修される筈です。様子をみての再チャレンジになります。

昼、市内に出かけます。市民美術館です。今日は、明日からの展示会のための作品搬入日です。市内の「長寿会」に所属している皆さんの作品展です。作品の内容は、書、絵画、盆栽、パッチワーク、和洋裁等です。我が工房では木工作品の展示です。今回は、「押し寿司器」と「木枕」を出品します。やや、異端〈いたん〉であったようです。
今年で3年目です。例年、N先生もお見えになります。昔お世話になったN先生の奥様です。85歳ほどのパリバリとしたご婦人です。実は、今日もお出でになると思い、その先生にお土産を持っていったのです。現在手掛けている「シンデレラの馬車」です。
ご挨拶をしてプレゼントを渡すと、『仏壇にお供〈そな〉えします。』と言ってくれます。拙い作品でしたが大変喜んでくださいました。逆に、新しい励みをいただきました。またまたやる気がでてきます。
ゴーヤの実がついています。