朝は青空、やがて薄雲がかかり、夕刻は僅(わず)かな小雨です。やや暑いです。

今日も太平洋側のM市にお邪魔します。車で、片道1時間10分ほどの距離です。今日は個人戦です。昨日に続いて感激します。先月の軽量級チャンピオンが、今日は無差別級に出場しています。理由を訊くと、『インターハイでは重い選手と対戦する筈です。今回の試合は、そのための稽古です。』と答えます。

その選手には、国体のメンバーとして出場するよりも、インターハイ〈全国高等学校総合体育大会〉の団体戦が優先すべき課題であったのです。感服すること頻(しき)りです。他方、団体戦の結果よりも、個人の結果を優先する考え方もあります。ある程度は、減量の状況で窺がうことができます。

1~3kgであれば兎も角、5~8kgの減量となれば、団体戦の戦力としては致命的なことが多いです。破壊力もそうですが、一般的に、「受け」が弱くなる、と言われています。極めて貧弱な筆者には、その両者の是非の如何を語る資格は無いのですが、本人の持つ、根本的な思想と価値観の世界です。


しかし、柔道修行の目的が、単に、勝敗を論じるものであるとすれば、これからの次代を担〈にな〉う青少年がやるには寂しいものがあるように思えます。修行として位置付けるには、もっと高い次元が欲しいところです。17歳の少年に、あらためて教えていただいた日です。


帰宅後、一時(いっとき)ですが工房に入ります。ターゲットは「シンデレラの馬車」です。現在、組み立て段階です。数は100個(台)ほどです。組み立てを終えたのは60台ほどです。残っているのは40~50台〈輌〉です。気になるのは、必要なパーツの数です。中でも「車輪」の在庫数が問題です。

4~5回も数えます。その結果、やはり、足りないことを悟ります。何回も悟ります。それでも、その後、数え直します。その、優柔不断な未練がましさもまた楽しくもあるところです。


2年ほど前につくったときは500個ほどでしたが、あれこれと使っていたのです。少し気合いを入れることになります。実は、他と違い、この車輪の材料の調達には、山に入る必要があります。今は、アブや蚊〈カ〉の時期です。近くの裏山ですが、気力の充実を待つことになります。


M市に向かう折、「凍結注意」の標識を見ます。この夏の「凍結注意」です。こうなると微笑ましく、大らかさを感じます。5ヶ月後に本当に凍〈こお〉り、大事故が起こったとしても、地元の町会長は弁明できるのです。

「狼と少年」の教訓は、本州最北端では通じなく、信頼度は関係するものではないのです。どのような指示や表示があったとしても信用すべきでないことは、皆、知っているのです。普通の船頭が欲しいところです。

2014/07/13(日) 20:13