早朝は青空です。しかし、昼の前後、やや強い雷雨です。突然でした。朝食後は青空に誘われての園芸活動です。まず、野菜への施肥です。本来、施肥の仕方には、それぞれの植物の特徴に応じた適切な割合や量があるようです。しかし、その詳しいノウハウ(?know how)は知るところではなく、大雑把に、化学肥料に燐(りん)酸を加えて根元付近に漉(す)き込むだけです。

次はキュウリへのネット張りと、トマトの支柱の補強です。ここしばらく続いた曇り空とダラダラとした雨の中、トマトやキュウリは実をつけ茎は地を這(は)っています。植物の成長に、如何に大きく雨が関わっているかを見せつけられます。

庭のアプローチも草で埋まっています。庭から入るお客様に失礼をおかけしています。殆どは「蕗(ふき)」や「ミツバ」等です。草に紛(まぎ)れて「ユキノシタ(雪の下)」が咲いています。名前の「雪」は、花に関連したものではなく、葉が雪の下にあっても健在であることによるようです。花は、秋に咲く「ダイモンジソウ(大文字草)」と同じ形をしています。


それは「線香花火」に似ています。話は脱線しますが、「線香花火」のプロセスは、「花の形」を借りて4段階に分けられています。「蕾(つぼみ)」、「牡丹(ぼたん)」、「松葉(まつば)」、そして「散り菊」です。「ユキノシタ」や「ダイモンジソウ」の花は、その「散り菊」に似ています。パラリとした「大の字」です。勿論、この「大文字草」と「線香花火」との関連づけは、これまで誰もしていなかった、個人的な感覚によるものです。市民権はまだ得てはいないようです。

またまた話は飛びますが、この「線香花火」をいつもハンドバックに入れているご婦人がいました。旅館の部屋で楽しむためです。照明を消し、灰皿の上で火をつけ、その起承転結を楽しむのだそうです。松本清張の作品にあったような記憶があります。


工房では「下駄づくり」です。これまでの、材料の見繕(みつくろ)い、鉋(かんな)がけ、カット、蟻組み(ありぐみ)、組み立て、デザインの工夫と加工、木地調整、焼印押し等を経た末の最終工程です。『終わり良ければ全て良し。』です。別の表現では、『終わりでの失敗は、全てを駄目にする。』ということのようです。


しかし、今になっての最終段階で、あれこれの甘い誘惑が襲ってきます。それに抗しきれずに、まず、「焼印」を追加します。昨日まで完成させた8足は、「青森ヒバ」、「KUROOBI」の焼印を押して「木固めエース」を1回塗っています。残りの7足に、当地の名前も入れることにします。この焼印は、関係する方からお預かりしているものです。その後、2回目の塗りにも及んでみます。

しかし、勇んで試した2回目の塗りの結果は思わしく無く、3回目の塗りも必要のようです。尤も、不満足であれば削り取って塗り直せば良いだけです。また、重ね塗りは何回でも可能な筈です。悲観するにはあたらない工作です。

2014/06/16(月) 18:09