朝は時折の小雨です。午後からは青空をのぞかせます。やや蒸し暑さがあります。昨日から、腰が自己主張しています。15年ほど前に怪我をした腰は、立ち姿勢と歩行によって痛み出します。自転車や自動車の運転には影響ない筈なのですが、昨日と一昨日の運転が作用したようです。

今日は自宅に籠り、静養を兼ねての木工作業です。3~4日前まで手をかけていた「下駄(げた)づくり」の続きです。まず、ルーターを使います。台と歯を接ぐ「蟻組」の加工です。しかし、下駄の「蟻組」は一般的で無いようです。大抵の下駄は、歯と台とが一体になつています。


また、歯の差し替えの可能な、「足駄(あしだ)」でも「大入れ接ぎ」だったようなのです。尤も、半世紀以上も前の記憶です。自信の無いところです。しかし、よくよく考えてみても「蟻組」の下駄は見た記憶が無いようです。その、昔からの文化に抗しての「蟻組み」です。やや矛盾を感じないものでもないのですが、取り敢えず今回はこのプログラムを遂行することにします。

ルーターを使う際の注意点のひとつに、材の安定度の確保があります。今回は、テーブルの上に、更に移動テーブルを載せてのスライドを試みています。安定度は、結構、高いです。そのことにより、定規を一度設定することで、簡単な(単調な)作業になります。

しかし、この加工の結果、微かなバリ(burr)が生じます。綿(わた)のようなバリです。これは、ルーターの持つ宿命のようです。結局、細かい目のサンダーで取り除きます。この作業には意外に多くの時間を要します。台と歯の加工を終えた後は穴あけです。前穴1ヶ所と後穴2ヶ所の3ヶ所です。

前穴は台と直角に穿(うが)ちますが、裏側に若干の窪みをつくります。鼻緒の結び目を納めるスペースです。他方、後穴には角度をつけます。よく解りませんが、鼻緒の位置をできるだけ後方にするためのようです。歯の挿し込みに影響を与えないための工夫のようです。穴あけにはボール盤を使います。しかし、その位置は、事前に「毛引き」で設定しておきます。


単なる「下駄づくり」とはいうものの、きっちりとした結果を得るには、繊細で清潔な配慮は欠かせないようです。「おざなり」には出来ない加工です。

話は飛びますが、この「おざなり」と似た言葉に「なおざり」があります。前者は「いいかげんにする」、で、後者の「なおざり」には「なにもしない」という意味があるようです。今回使った「おざなり」は、数日前に使った「キラキラ文化」に似ているようです。


今日は月曜日です。奥州最北端県ではインターハイ予選の最終日です。注視していた、優勝旗の本数でしたが、2番手でした。柔道の旗をもってしても、です。「闘魂旗」ではなく、「敢闘杯」でした。これまで常勝であったいくつかの種目が獲れなかった所為です。勝つまでには多くの時間とエネルギーを要しても、少し手を抜くだけで一瞬に敗れるのがこの世界です。東ローマ帝国のようです。

2014/06/09(月) 18:50