空気が冷たく曇り空の朝です。昨晩と今朝の予報では降らない、ということでした。しかし、午前中は時折のパラパラとした雨です。そして、『北海道以外は梅雨入りです。』と宣言されます。

よく解らないのが北海道です。「北海道には梅雨は存在しない」が常識で前提になっているようです。北海道や小笠原諸島では、気象学的、自然科学的、そして物理的に、梅雨はありえない、と言われていますが、この異常とも思えるフェーン現象です。或いは、北海道でも市民権を持つようになるかも知れません。


久しぶりに工房作業を楽しみます。テーマは「下駄(げた)」です。材料は、昨日、Y製材所からいただいた「青森ヒバ」です。そして、数日前の中清掃で、環境も整っています。コツコツと作業するだけです。作業する側としては最高のコンディションです。


当面の作業内容は、「木口(こぐち)切り」、「鉋(かんな)がけ」、「分揃え(ぶぞろえ)」、「ホゾ加工」等です。最初に「木口(こぐち)切り」です。これは、「木口」のザラザラを滑らかにすることとともに、「木口」が咥えているかも知れない小石等の削除が目的です。今回の「鉋(かんな)がけ」は、「木端面」には手をかけないで「板目面」だけにします。板の脇の面の「木端面」は、歯を組んだ後の幅調整の段階でカットする目論見です。

問題は、「台」と「歯」との接(は)ぎ方です。2年ほど前につくったものは、単純な「大入れ接ぎ」にしています。今回は「蟻組み(ありぐみ)」を考えます。この加工には優秀な「ルーター」の力をお借りします。しかし、問われる精度は、紙一枚分の厚さの世界です。ホゾとホゾ穴のコンビネーションだけは、全て加工する側に委(ゆだ)ねられます。


加工の前に、簡単なジグ(jig・冶具)をつくることにします。雰囲気としては、丸鋸テーブルの定規(じょうぎ)に似たものです。無駄とも思われる若干の「迂回(うかい)」によって、格段に加工し易くなることが多いです。「急がば廻れ」、です。

しかし、ここで勘違いに気づきます。実は、今回つくる数は15足です。そのパーツは、台が30、歯は60です。その歯を30と勘違いしていたのです。この理由は、加齢の所為(せい)では無さそうです。想像力の拙(つたな)さによります。この防御策は、簡単な設計図をつくれば良いだけのようです。しかし、可能な限り、自身の想像力だけを頼りにしたいところです。

結局、不足分の歯は、次回の折の課題に残します。そして、それに伴うホゾとホゾ穴も次回に委ねます。明日は全国予選の日です。出場する選手にとっては、自分の将来を決める試合です。会場は、車で1時間ほどのT市です。事情が許せばお邪魔したいところです。

2014/06/06(金) 18:26