
既に春ではなくなっているような暖かい日です。つい昨日まで座敷ではストーブを焚いていましたが、流石に今日は化石燃料のお世話にならなくて済みます。
落葉樹の殆(ほと)んどは「芽吹き」がすすんでいます。他方、常緑樹の葉の新旧交代も盛んです。イチイ(一位・オンコ)に若草色の葉が出ています。これまでの濃い緑に比べて、頼りなげにみえますが、柔軟性に富んでいるようです。急な気温の上昇に、慌てて芽吹いたようです。

午前中、工房に籠(こも)ります。テーマは塗装です。外枠と上下の蓋(ふた)に分けて作業しています。まず、枠(わく)への「拭き漆」です。漆を塗る際のツールは2種類に大別されるようです。厚く塗る場合は腰の強い筆を使っています。「人毛」の刷毛(はけ)です。「拭き漆」の場合は「木箆(へら)」やゴム箆です。今回は「ゴムベラ」です。先日、100円ショップで見つけたものを使い易い形に直したものです。
話は飛びますが、近年、家の新築の際、廊下のフローリング(flooring)塗装に「漆」が使われているようです。鉋(かんな)をかけた板に3~4回の「拭き漆」をして、床材にするのです。何回も角度を変えて「木箆(へら)」で擦りつけ、紙で拭き取る方法です。
化学塗料と違い、自然塗料の「漆」が綺麗(きれい)で安心、安全、そして丈夫という考え方です。全体の「木地調整」は、最初に180番のサンダー、仕上げに400番を軽く使っています。400番は、吸い付くような滑らかさになります。

他方、上下の蓋(ふた)は「養生(ようじょう・masking)」からのスタートです。話は飛びますが、「養生」の一般的な意味は、「健康に留意する」のようです。しかし、塗装やコンクリート工事にも登場します。今回は、「埋め材」を必要箇所以外に及ばせないためのテープ貼りです。不思議な単語です。
多少手間取りましたが、必要な「養生」を終えます。しかし、手持ちの「埋め材」を使いきっています。明日あたり福井県から届く筈(はず)です。
先日、K社長から、秋の文化祭参加のお話しをいただきました。9月~1 0月の頃の予定です。その下拵え(したごしらえ)として、会場借り上げの打診をしているところです。いつもお世話になっているM氏にご相談しています。それとは別に、数度の展示発表会もあります。その出品についても検討しているところです。皆さんが、エッ、オッと驚くような、そして喜んでもらえるような作品にしたいところです。