今朝の天気予報では、九州の一部と沖縄は傘マークです。それ以外の日本全国は快晴です。奥州最北端も例にもれず見事な青空です。歓迎しないものでもないのですが、逆に、好天が続き過ぎていることが気になります。植物や農作物の生育が心配です。山も畑もパサパサしています。庭は、朝夕の水遣り(みずやり)の恩恵を受けていますが、それでも、実際の雨とは全く違います。


先般、「高田みち子ライブ」に誘われ、2日ほど外出しました。たくさんの出会いに恵まれました。その余韻が今でも鮮明に残っています。一方の、本州最北端、薄暗い禅寺の本堂、ゴツい梁(はり)とピカピカの仏具等に対して、他方は、歌詞の殆んどは英語です。アメリカニューヨークや東京の香りを放つジャズです。

しかし、禅寺とジャズは、いとも自然なコンビネーションでした。そして、老若男女の聴衆の皆さんが、演奏者の「高田みち子氏」はじめ、現代のジャズ文化に詳しいことに気づきます。そして、演奏した曲の殆どを知っているようでした。驚きます。やはり、O町の誇る、今をときめくプロ奏者です。


さて、今日は久しぶりの作品づくりを楽しみます。テーマは「押し寿司器づくり」です。材は「青森ヒバ」、構造は「霰(あられ)組み」と「蟻(あり)組み」、そして、塗りは「拭き漆」です。つい先般まで「試作」段階であったものがようやくまとまりを見せ始めている段階です。

実は、先日のジャズライブの際、T宅にお持ちしたお土産がこの「押し寿司器」のサンプルでした。当初、一般的でないことで歓迎されないのでは、と心配していました。しかし、90歳のご母堂が、『昔、人が集まるときには、これでイカ寿司をつくったものです。』と懐かしがっておられました。やはり、知る人は知る文化でした。

作品づくりは、自身の感性を拠りどころとする孤独な世界です。或いは、そのことを知って、90歳のTご母堂が勇気づけてくれたのかも知れません。何にも勝る労い(ねぎらい)でした。


「青森ヒバ」も「漆(うるし)」も、強い抗菌力を持ちます。漆の専門家は、『ノロウィルスは一晩で死滅します。』と言います。極めて優秀な器の筈です。更に、一般に市販されていないところに、今回の作品づくりの意味があるようです。めげずに啓蒙運動をするつもりでいます。

今回同時進行している数は10数組みです。数がやや多いことから完成までは時間を要します。具体的な今日の作業課題は「木地調整」です。微(かす)かであっても、「霰(あられ)」や「蟻(あり)」で生まれた隙間(すきま)等を埋める作業です。

先般の学習を生かして、今回はマスキングテープを試してみます。これは、不要箇所にまで「埋め材」を拡散させないためです。しかし、実際にやってみると、マスキングテープを貼る作業は結構な時間を要します。マスキングテープ採用の可否については検討の余地がありそうですが、兎も角、前進することにします。

2014/05/11(日) 16:04