時折、ゴーゴーとした風です。しかし、視界に映る全てはキラキラと輝いています。

今日は裏山に入る日です。工房作業は、朝の少しの時間になります。テーマは、「押し寿司器」の鍛えです。昨日は2回目の「拭き漆」でした。今日は、「目地調整」です。実は、微(かす)かながらも隙間(すきま)や木口(こぐち)の粗さが気になっていたのです。将来、5回、6回と重ねる前に手をかけておくことにしたのです。

「埋め材」は、以前、漆問屋からいただいた「パティ」です。しかし、このパティの存在感は大きく、野暮ったく使うと、「拭き漆」の特徴である透明感を失うことになります。結局、乾いた後、その殆どをサンダーで削り取ることになります。この工程には数時間を要します。


作業中、T氏がお見えになります。裏山の散策への誘いです。一週間ぶりのトレーニングです。実は、先週鍛えられたことで、ここ最近、足腰がしっかりしていることを認識します。顕著に、です。冬期間で、鈍った体を回復するには絶好の機会です。即、出発です。

山に入ると、シラネアオイ、スミレ、カタクリの花、そして木々の新芽が賑やかです。何れも、フラフラになった足腰を鼓舞してくれます。有難いことです。今日は、ゼンマイ、タケノコ(ササダケ)、アイコ、ボンナ、コゴミ、ワサビ等を収穫します。ウド、シドケにはまだ早いようです。


5月のMayは、豊穣(ほうじょう)を司(つかさど)る女神の、マイア (Maia) に因(ちな)んでいるようです。まさに、今の山は、豊穣に満ちています。しかし、問題は、その後始末です。収穫に要した時間の3~4倍はかかるのです。結局、今日の後始末は明日または、明後日にまで及ぶことになりそうです。


夕刻はお通夜です。その喪主から、『そろそろクラス会をやりましょう。』と言われます。山に咲く花は、年々歳々同じであっても、それを見る人は、歳々年々、違っています。
2014/05/04(日) 20:26