
昨日の朝の予報で、太平洋側に大雪注意報が出ていました。嘘だろう、と思っていました。しかし、日中の気温は3°です。あり得るかも知れない、と感じた瞬間、雪になります。尤も、積もるだけのエネルギーの無い、春の雪です。
今日も時折の微かな雪です。寒さを理由にお休みしていた作業でしたが、青空に誘われて庭に出ます。つい2~3日前に芽だししたモミジガサ(シドケ)が、その名前通り、モミジ(紅葉)の葉に変化しようとしています。
今日は解体作業です。実は、昨日、K社長から格子(こうし)をいただきます。春のリニューアルで出た廃材です。材は青森ヒバです。大きさは、1間(約1800mm)四方です。それが5張りです。当初、『薪ストーブにでも使いますか。』といただいたのですが、貴重な秀木です。「桶(おけ)」や「椅子」等の材料としても使えそうです。丁寧に分解することにします。
解体のためのツールはバール(bar)と金槌(かなづち)です。当地ではバールをバリと言っています。バリは金梃(かなてこ)のことです。話は飛びますが、「bar」の意味はチョコバーの「バー(棒)」のようです。他に、日本ではカウンター形式の酒場や飲食店という意味があります。
またまた話は飛びますが、この語源も「棒」のようです。諸説あります。まず、カウンターの設置は、酒樽からの盗飲を防止するために設けられたようです。当初は単なる横木であったようです。これが一説です。次は、酒場の前にある、馬をつなぐ横棒説です。そして、最も有力なものは、カウンターの下に置いた足をかけるための棒です。一般的には、片足を乗せるもののようです。これら3説の何れも、「棒」が語源であることを示しています。
話は戻りますが、格子の解体には、他に掛矢(かけや・beetle?)も使います。重い材を使った、やや大きめの木槌(つち)です。タイムリーに、つい先日、ケヤキ(欅)製を入手しています。驚くほどの安価でした。
ところで、この語源がよく解らないでいます。即、何でも知っているWEBで調べてみます。歴史的には、親征(しんせい)のヤマトタケルノミコト(日本武尊)の熊襲に、この「掛矢」が武器として使われたそうです。またまた話は飛びますが、熊襲(くまそ)は、天子の住む首都圏から離れた、南の九州や、当地のような北の住民のことのようです。天子は天(天帝)の子です。天下を治める、国王、皇帝 、天皇等のことです。その天子が親ら(自ら)が出張る戦が親征(しんせい)です。
他にこの「掛矢」を使ったことで知られるのは、近くは、弁慶です。高木彬光(たかぎあきみつ)の小説では、成吉思汗(じんぎすかん)となった言われる源義経に付き添った豪傑の弁慶も背中に背負っていたようです。更に近くは、赤穂浪士が吉良邸討ち入りの際の道具として使っています。尤も、テレビの限りのことです。
またまた話は脱線しますが、成吉思汗は「吉(きち)成りて汗を思う」です。「吉」は、静御前が残した、『吉野山 峰の白雪踏み分けて 入りにし人の・・・』の、桜の「吉野山」です。また、その折の約束の成就の発信でもあります。その内容は、アジア大陸制覇の吉報です。「汗」は「水干」です。これは、静御前の舞台衣装であった平安時代の男子の装束です。高木彬光の小説は、成吉思汗が源義経でない筈は無い、というスタート地点に立って書かれた推理小説です。55年ほど前、中学校1年になったとき、誕生日プレゼントとして姉のY女史からいただいた「成吉思汗の秘密」です。忘れられない一冊です。尤も、後で調べると、成吉思汗と義経とは、やや、世代が違っていました。それでも、人生の大ロマンをいただいた一冊でした。
話は戻りますが、バリと違って、「掛矢」の語源が曖昧(あいまい)なことが不思議です。西部劇の「bar」よりも遥か昔の日本書紀の時代から存在しているものです。何かが、何処かで屈折したのかも知れません。
あれこれと宣(のたまう)ものの、今日の解体は、5張り中、2張りだけです。雪はチラついていますが、膨大な量の汗が出ます。残り3張りは、明日以降の様子に負うところとなります。
2014/04/06(日)
15:02