
今日も真っ青な空です。気温は昨日よりもやや高いようです。この天候に乗じて、今日も庭仕事です。今日のテーマは、「雪囲い」用の角材や板材の編集と整理です。古いものは40年以上前のものもあります。この際、使うには堪えないものを薪(まき)ストーブ用にすることにします。
長さの概ねは30cmほどです。材の種類は、松、ヒバ、杉等です。ツールは斧(おの)とチェンソーですが、腐(くさ)りの進んでいるものは足で踏みつけるだけで折れます。松や杉は斧で割れますが、青森ヒバは厄介です。
外側は腐っているように見えても、内部までには及んでいないのです。流石(さすが)と言わざるを得ない秀木です。

これらの全ての編集に5時間を要します。その量は意外に多く、薪小屋のスペースの1/3以上も占有します。しかし、この種は、ボーッと燃えますが、長時間は燃え続かないのです。夏の前には、9ヶ月後の冬のために、新たな薪を調達することになります。
シドケの芽が出始めています。一般的な呼称は「モミジ傘」です。山菜の王様といわれるほどの、他とは別格扱いされている春の恵みです。日当たりの然程でない庭の一角に、数年前からあるものです。小指ほどの結構な太さです。今年こそは薄い塩茹(ゆ)ででいただくつもりでいます。

工房では、「押し寿司器」に手をかけます。昨日、漆(うるし)を薄くかけたものです。これは、青森ヒバの香りを間接的にし、抗菌作用を高めることを狙ったものです。今朝、それに400番のサンドペーパーを軽くかけ、全体を水洗いします。やはり、ヒバの香りは90%ほども抑えられています。
白木(しらき)には白木の良さがありますが、塗りには塗りの良さのあることを実感します。しかし、実際の評価は、実際にこれで押し寿司をつくってみた後にされることになります。明日の楽しみになりそうです。
夕刻、松本明慶が放映されます。昔から知っている仏師です。現代、最も優れている芸術家の一人です。数年ぶりの顔には驚くほどの老いが滲んでいます。しかし、今の彼の持つ美意識や哲学、そして価値観等は、昔よりも更に洗練され高まっていることに気づきます。
日本の仏像を彫るためのヒント探しのための旅を、イタリアのフィレンツやミラノ、そしてサンピエトロ寺院等を背景にして制作されています。
それは、ミケランジェロのピエタ(PIETA)を探る旅のようです。キリストが十字架から降ろされた後の、マリアの慈悲や哀れみを表現した彫刻です。